父親似の子どもは健康的!?(とうちゃん!その気になって育児に励め!) 456人調査によるデータを解析! 要は子供に関心を持って、積極的に接触せよ!
父親が積極的に育児へ関わることは、子供の成長に良い面があると考えられます。父親の育児参加が子供にどのような影響を与えるのか。少し変わった視点で検討した研究論文が、健康と医療の経済学に関する国際誌に2017年12月8日付で掲載されました。
この研究は、両親が未婚で、子供が母親と暮らす715の家庭から得られた456人のデータを解析したものです。
出生時に父親に似ていた子供255人と、似ていなかった子供201人を比較して、1歳時点での健康状態を比較しています。
この研究に登録された参加者には健康状態が悪い子供が殆どいなかったため、評価された子供の健康状態は、0点(悪い/普通/良い)、1点(とても良い)、2点(非常に良い)、の3段階となっています。
解析の結果、健康状態の平均値は父親に似ている子供で1.55点、父親に似ていない子供で1.40点で、父親似の子供が統計学的にも有意に健康状態が高いことが示されました。また、父親似の子供では、喘息が少なく、病気で病院に行く頻度や救急治療室へ入る頻度が少なく、入院日数が少ないことも示されています。
さらに、自分に似た子供を持つ父親は積極的に育児に費やす時間が月平均で約2.5日ほど多くなり、別居中の父親が子供を訪問する頻度も増えることが示されています。
この論文では、父親似の子供ほど父親が育児に積極的に参加する傾向があり、その結果として子供の健康状態がより良好である可能性が示されています。
要は「似てる、似てないに関係なく、子供に関心を持ち、積極的に接触する」ということ!子供の成長過程に良い影響(傾向面・精神面とも)を与えるという事だと思います。
私は38年間のサラリーマン時代、実に19年「単身赴任」を経験。子供との接触が、極端に少なかった。授業参観に行ったのが、長女1回、二女0回といった状況。2女が小学校に入った年に、単身赴任が始まり、いったん戻って(!?)来た時には、高校2年になっていた。子供は妻に任せるばかりで、普段の生活で、子供と接触する機会は皆無という状況だった。それでも、健康に育ったが、「精神的な面で健康だったかどうか」は、自信が持てない。
☝ 「エライ 済みませんでした!
子供の健康を増進させる上で、父親の積極的な育児参加は大切な要因であるといえるかも知れません。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ <ヘルスケア>
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