首相周辺の言い方と違い、「一貫性・真実性」が見て取れる、愛媛県庁「総理案件」のメモ存在の有無!について言及!
一躍、時の人だ。加計問題をめぐり「首相案件」と記された「愛媛文書」の存在を認めた愛媛県の中村時広知事(58)。13日は、国会から招致要求があれば応じると記者団に明かし、「職員から話を聞いて(自分が)全て矢面に立つ」と意気揚々だ。
メディアも安倍政権に矢を射る「ホワイトナイト」のような扱いだが、彼こそ県から加計学園に3年間で総額31億円もの補助金をポンと渡すことを決めた張本人だ。
「加計学園の獣医学部誘致は加戸守行前知事からの引き継ぎ案件で、中村知事は仕方なくやっているムード。一時は誘致を断念し、今治市にサッカー場建設を提案したほど。問題浮上後は、余程関わりたくないのか、発言を控えてきました」(愛媛県政関係者)
急にイケイケになった思惑は、中村知事の生き方を知れば理解できる。父は元松山市長の時雄氏。幼稚舎からの慶応ボーイで慶大法学部を卒業後、1982年に三菱商事に入社。93年の衆院選で新党ブームに乗り、日本新党公認で初当選を果たした。96年に落選するも、99年には“親の七光”で松山市長選に勝利。2010年の知事選で3期12年務めた加戸前知事の後継候補の座に収まり、当選した。
■今治市在住で「モリカケ共同追及プロジェクト」の黒川敦彦共同代表が言う■
「一言でいえば“勝ち馬に乗る”のが上手な人。市長時代から人気絶頂だった橋下徹前大阪市長に接近し、県知事就任後は地域政党『愛媛維新の会』の立ち上げに関わりました。機を見るに敏で、今年11月に県知事選を控え、『この政権は持たない』と踏み、加計問題で“道連れ心中”はごめんと突き放し、火の粉を振り払っているのでしょう。前回知事選は自民県連の推薦のほか、共産以外の全政党の支援を受け圧勝した。地元選出で自民の塩崎恭久前厚労相とは犬猿を超えた仲ですが、常に対立候補擁立を模索する塩崎氏自身に人望がなく、見込みは薄い。そんな自民県連の足元も見ている筈です」
決して正義感だけで、政権に弓を引いているわけではなさそうだ。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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