麻生大臣森友文書改竄は佐川氏指示と決めつけ! 閣僚経験者・安倍昭恵氏の名前丸ごと削除!
理財局の決裁書類の改竄について、その事実が存在した旨の表明があった。その後当件についての麻生大臣の会見があった。1地方の局内においての、局所的な改竄であって、省内にまたがる組織的な改竄ではないと断定している。また、その1局内とはいえ、大臣所管の部署である事には変わりなく、したがって大臣の責任が及ぶと思われるが、「考えておりません」と一蹴した。いずれにせよ、佐川理財局長(当時)の指示の下で、局内限定的な改竄だったと言いたいらしい。
森友学園への国有地売却に関する財務省近畿財務局の決裁文書のうち、書き換えや削除などの改竄が行われた文書が10以上に上り、閣僚経験者を含む複数の政治家の名前が削除されていたことが分かった。また、改竄には近畿財務局の職員だけでなく、本省理財局の職員が関与していたことも発覚した。
政府関係者によると、改竄が行われたのは、国有地の貸し付けを巡る決裁書や売却を巡る決裁書、特例に関する文書など。改竄は昨年2月の疑惑発覚当時の理財局長だった佐川宣寿前国税庁長官の国会答弁とツジツマを合わせるために行われ、ひとつの文書で改竄を行った結果、整合性を持たせるために次々と改竄せざるを得なくなったとみられる。
財務省が国有財産を管理する本省理財局や、森友学園との交渉を担当した近畿財務局の職員に聞き取り調査した結果、本省理財局を含む複数の職員が改竄に関与。改竄は当時の佐川理財局長の指示で行われたという。
しかし例えそうであっても、合点がいかぬことが存在する。単なる1部局単独で、改竄などやる筈がない。改竄ならば、刑法上の犯罪行為である。事実が判明すれば、逮捕もありうる行為である。そんな危険を冒してまでもやるとは考えられない。何か隠されている印象が拭えない。
また、開示された文書では、鳩山邦夫元総務相(故人)や平沼赴夫元経済担当相、鴻池祥肇元防災担当相ら複数の政治家の名前が記載されていた部分が丸ごと削除されていたことも分かった。原本には、これら政治家の秘書がさまざまな働きかけを行っていたことが記載されていたという。また、私人と閣議決定されている筈の昭恵夫人の名前が削除されていた。
また、12日の朝日新聞によると、財務省近畿財務局で森友学園の交渉・契約の担当部署に所属し、自殺したとみられる男性職員の遺族が「家庭には何ら問題はなく、(自殺は)仕事に原因があるとしか考えられない」「昨年夏頃から眠れなくなり、仕事を休むようになった」と話している。
モリカケ疑惑で安倍内閣支持率が急落していた頃と重なり、真相を知る者として苦悩していたことを伺わせる。遺族は政府に「この死を無駄にしないで欲しい」と語ったという。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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