【自分なりの遠野物語】カッパの淵に腰かけて、暫しカッパの出現を待つ!出る訳無えやなあ!
嘗てカッパが多く住み、人々を驚かしたという伝説がのこる場所が岩手県遠野にある。それは全国唯一のカッパ狛「犬」で知られる常堅寺(土淵町)の裏手を流れる小川の淵を指す。川自体は、何処にもあるような、それほど大きな川ではないが、その規模に似合わず、木々が鬱蒼と繁り、如何にも河童が出てきそうな雰囲気を漂わせている。ここに多くの河童が棲息し、度々岸に出て、人々に悪戯をしたという。
淵の水辺にはカッパの神を祀った小さな祠が建っている。カッパの神は乳の神であり、乳児のある母親が母乳の出がよくなるよう祈願するとよいとされ、願掛けには、赤い布で乳の形を作り、この祠に納めるのが習いとされています。
傍に常堅寺もあるせいか、カッパ淵にも、その流れか、観光客も結構多い。カッバの像も、そこかしこに建っており、中には多くの野菜をお供えしてある像もあった。ご存知の通り、カッパの大好物は、キュウリであるが、このカッパ淵には、毎日現れては、シャレか本気か解らんが、キュウリを括った釣竿を垂らしているおじさんがいるのである。釣竿も何本か用意してある様で、観光客も釣り糸を垂らして、結構楽しんでいる。
遠野には、「遠野物語」が有名だが、柳田邦男氏が、昔から伝承されてきた物語を集めたものだが、そこかしこに、それに纏わる場所があり、洞であったり、神社仏閣であったり、民家の一室にびっしり飾られた「オシラ様」であったりする。そんな訳で、2年半の赴任中何回も通った場所となった。日本の原風景というか、時がゆっくりと流れているのである。
記事・画像 引用・参考元
http://www.tonojikan.jp/kanko/kappabuchi.php
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%91%E6%B7%B5
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