トランプのフェイク発言に一斉抗議の 米マスコミ界との違い! 巨悪に迎合!批判を忘れた「甘い日本の大メディア」!
☝もう日常茶飯事過ぎて隠しもしない
「メディアは国民の敵」「フェイクニュース」――。常日頃から自分の気に食わないメディアをこうコキ下ろしているトランプ米大統領。とうとう米国内のメディアから集中砲火を浴びたのだが、日本の大メディアはこの“ケンカの作法”を学ぶ気はないらしい。
350社以上の米新聞が16日、トランプの度重なるメディアへの暴言に対し、報道の自由を訴える社説を一斉に掲載。この行動を呼びかけた米ボストン・グローブ紙は、<ジャーナリストは敵ではない>と題した記事で、トランプが<報道の自由を攻撃し続けている>として、<メディアを「人々の敵」と決め付けることは危険>等と主張した。トランプの天敵であるニューヨーク・タイムズなども参加し、さながら米大統領vsメディアの「仁義なき戦い」の様相を呈している。
■マスコミを懐柔する安倍首相は野放しに!いい放題!・やり放題!■
一方、このニュースを報じた日本の大メディアの姿勢は正反対。新聞やテレビ局の幹部が、頻繁に安倍首相と高級料理店で飲食を繰り返し、だからなのか、「総裁3選ほぼ確実」などとヨイショ報道ばかりしている。
最近のワイドショーは、キャラクターの際立ったアマチュアボクシング界の“ドン”山根明前日本ボクシング連盟会長を叩き続け、次の標的は接待漬けの“小悪人”の文科官僚だ。伝えることは大事だが、メディアの本分は「権力の監視」じゃないのか。
■元共同通信記者でジャーナリストの浅野健一氏の見解■
「ここ最近、日本のメディアは山根前会長の不祥事や日大アメフト問題、山口で行方不明だった2歳の男の子が見つかった話や大阪・富田林の逃走犯などの話題でもちきりですが、大事なことは他にもあります。何故、マスコミはモリカケ問題の重要人物である加計孝太郎理事長や安倍昭恵夫人を取り囲まないのでしょうか。巨悪の不正について甘いと思います。小悪にたかるのではなく、米新聞がトランプ大統領に対抗した様に、巨悪に対してこそメディアスクラムを組むべきです。口先でメディア批判を繰り返すトランプ大統領よりも、メディアを手懐けている安倍首相のほうが悪質ですよ」
11月に米中間選挙を控えるトランプはメディアの猛攻にあっているが、日本の首相は総裁選に向けて「英気を養う」ため、負傷したはずの股関節炎をものともせず、ゴルフと会食の夏休みを満喫中だ。 余裕シャクシャクの安倍首相を付け上がらせているメディアの責任は重い。
(私見) マスコミに対して、会食をする等ということは、権力の姿勢として、本来あってはならない事だ。権力の監視をするという役目をもったマスコミを懐柔すると思われるからだ。そういう疑いをもたれる恐れがあるから、自らの姿勢として、「権力」から声が掛かっても毅然として応じないということが必要だ。
一方政権サイドも、批判されても、自らの政策について、検証し、その上さらに主張すべきことがあれば、堂々とアピールすればいい丈の話である。それを、接待攻勢を掛けるとは、言語道断である。(もう当たり前になり過ぎて隠そうともしない)
要するに、報道して貰っては困ることを報道させない、報道しても、政権にとって不都合なことを言わせない、書かせない。事実とは異なり、過大に評価させる。そういうことをしなければいけない政権とはないか!? 国民に対し、「見ざる!話さず!聞かざる!」状態せざるを得ない政権は、政権の方が間違っている。 そんな政権を監視し、「おかしい」と指摘し、国民に政治を判断する材料を提供するのがマスコミの筈だ。
政府の「接待」にホイホイと出ていく幹部連中は、このマスコミの機能を、自ら放棄することだ! いろいろ番組の内容にまで干渉され、報道指針を曲げられ、挙句ニュースキャスターなどを番組から降ろすというようなことは日常茶飯事になってきた。(もう完成形になっている)。「李下に冠を正さず」どころの話ではなく、政権・マスコミ挙って、「冠を正しまくって」いる。そういう言動の先に待っているのは、「独裁」である。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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