卒業証書は郷里の特産和紙で! 自分の手漉き 6年生が和紙作り 島根・松江市

Topics

卒業証書は郷里の特産和紙で! 自分の手漉き 6年生が和紙作り 島根・松江市

松江市八雲町の安部榮四郎記念館で、地元・市立八雲小の6年生が出雲民芸紙の手漉(てす)き作業を体験した。出来上がった和紙は、それぞれ自分の卒業証書となり、来年3月の卒業式で授与される。

出雲民芸紙は、「雁皮紙」作りの国重要無形文化財保持者(人間国宝)として認定された地元出身の安部榮四郎(1902~1984)が、出雲和紙の伝統を取り入れながら現代に蘇らせた和紙。同校では、地域の伝統文化に触れるため、出雲民芸紙を使った卒業証書作りを6年生の恒例行事としている。

児童らは、同記念館の工房「手漉き和紙伝習所」で和紙の手漉き作業を体験。榮四郎の孫で出雲民芸紙作りを継承する和紙職人の安部信一郎さん(65)らの指導を受けながら、和紙の原料が入った「漉き舟」に木枠のような「簀桁(すけた)」を差し入れるなどして手漉き作業に挑戦した。北村日翔君(12)は「これが自分の卒業証書になるというのは、不思議な感じ」と話していた。

このあと、児童たちは記念館を見学し、地元の伝統工芸に対する理解を深めた。卒業式は来年3月17日に行われる。

引用・参考元  産経新聞

卒業証書は自分の手漉き 6年生が和紙作り 島根・松江市(1/2ページ)
松江市八雲町の安部榮四郎記念館で、地元・市立八雲小の6年生が出雲民芸紙の手漉(てす)き作業を体験した。出来上がった和紙は、それぞれ自分の卒業証書となり、来年…

コメント

タイトルとURLをコピーしました