熱狂的阪神ファンの「大爆笑ヤジ!!」 敵にも身内にも容赦のないキツイヤジ!

 熱狂的阪神ファンの「大爆笑ヤジ!!」

 小生の知り合いに50代の美人がいる! この人は関西の出身者であるが、御多聞に漏れず「熱狂的な阪神ファン」である!宴席の終わりには、関東の野球ファンには絶対見られない行動をとる! それは「六甲おろし」を絶叫するのである! それも体全体を大胆に動かしての大熱演である! 

 小生は京都に2年半赴任したことがある。関西における阪神の人気は凡そ関東の人に想像も出来ない程の熱の入れ様である! 小生は巨人ファンではなく、巨人以外なら、何処でも応援するというタイプだが、もし関西で「巨人が好きだ!」などと、不覚にも言葉の端に乗せたら、それこそ寄ってたかって袋叩きに遭い商売にも差し障りそうな雰囲気だ。

 さてその虎ファンの甲子園における「熱烈応援」いや!「激烈ヤジ」をご紹介しよう!

 プレイボールの前に「六甲おろし」の大合唱が終わるや否や、巨人のマスコット「ジャビット」に向けられた強烈な1発!「コラ~!!ウサギの化けも~ん!ボサッと突っ立っとらんと、(六甲おろしが流れたら)お前もケツ振って踊らんかい!」

 無死満塁で、巨人内野手が、マウンドに集まると、「おいおい!何の相談しとるんかい!掛け金は試合前に決めておかんとあかんやろ! [球場の傍に]警察署あるんやで!」

 この日までに、打率3割7分5厘のピッチャー藤波がバッターボックスに立ったところで、「お~い!藤波!お前のその打率、へっぽこギャレットに分けたれや~!」と早速巨人4番打者に向かってヤジが入る!

 その藤波が2塁打で出塁し、1番高山の打球を、ギャレットくんがエラー。その間に藤波がホームを陥れると、「晋ちゃん!凄いぞ~! 3億の慎ちゃんとはえらい違いヤ~!」

 戦況が思わしくなく、なかなかベンチから姿を見せない高橋監督に向かってもキツ~イ1発!をお見舞い!「ヨシノブちゃ~ん!そんなに怖がらんと偶には顔みせてや!寂しいがな!」と言いたい放題!

 チャンスに登場した7番村田には、巨人ファンから、「引っ張れ!村田引っ張れ~!」と応援歌が沸き起こると、それに呼応して、「くたばれ~読売くたばれ~!」と即応戦! 村田が粘ってライト側にファウルを放つ度に、「こら~!偶にはわてらのいう事聞かんかい!(レフト方向に)引っ張らんかい!」
その他嘗て放たれたヤジの一部。借金問題が取りざたされた頃桑田に向かって、「桑田!金貸したろか!?」 不倫騒動が勃発した二岡には、「モナ岡~!五反田!9800円~!」とこれまた厳しい一発! それにしてもよく調べておまんなァ! 

 この日の試合は、後半阪神が撚れてしも~て!逆転の形相を呈してきた。こんな時の阪神ファンの身内に対するヤジがこれまた凄いことになっとる!

 「おい!おい!おい!島谷!どないなっとるねん!少年野球か!アニキにしばかれでえ!」と罵声が飛ぶ! 三振に倒れると、「おまえ!三振タイガースやないかい!」と突っ込みを入れる! 健闘していた藤波にも、「ストライクばかり投げおって!ファミスタとちゃうでえ!」と掌返し!
  
 戦況が更に悪化し、敗戦濃厚となると、TV解説席に座っている前監督和田豊に向かって、「われ!呑気に解説しとる場合チャウやろ!あんたがメチャメチャにしたさかいアニキが苦労しとるとチャウんかい!?」以上身内にも容赦ないのである!

 結局この日は、3-5で阪神は負けた! 代打の板山の大飛球がセンター立岡のグラブに吸い込まれ敢え無くゲームセットになってしまったが、スタンドからは、本来立岡をおちょくる「タピオカ~!」という声も虚しく消え入ってしまった!

 岡田彰布元監督も、「そりゃあ!暖かいヤジなんて一つもあれへん!キツイヤジばっかりや!気にしとったら甲子園で野球などやってらへん!打てんかったら、スタンドからヤジられ、新聞で叩かれ、家にもロクに帰れへん!というプレーシャーと戦ううちに、精神的にタフになれんとチヤウ!」と涼しい顔である!

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