小生は子供のころ、チョットしたことで鼻血が出た! 何かが鼻に当たった時は勿論のこと、暖かい部屋から寒い戸外に出た時、きつい臭いのある場所(鬼怒川ゴムやキリンビールへ工場見学に行った際不覚にも出血した!)などなど! 傑作なのは、決まって春先に(自分の髪の毛が超密林状態で)、その鬱陶しい髪が被さり、のぼせて、年に1回は鼻血が出るという有様だった。
就職した辺りから、頻度は低くなり、ここ2・30年は全くなく、嘗ては年中鼻血が出ていたのを忘れるくらいだったのだが、半年前から時々鼻血が出る様になった。それも一旦出ると中々止まらない状況だった。
その日も夕方1回鼻血が出て止めるのに時間が掛かったのだが、23:30ころ、又もや、左の方に鼻血前の独特の感覚があり、慌てて鼻を抑えたが、ポタポタと指の間を血が流れ落ちた。今回は全然止まる気配がなく、慣れている筈の小生も流石に焦った。洗面所の器に張った水も真っ赤になってしまった。
雨が降っていたが、鼻を抑え乍ら自分で運転して、県立病院まで行った。日付が変わっていたが、中々診て貰えず、仕方がないので、ベンチに横たわって、鼻を抑えていたら、やっと止まった。慌てて来たので財布も持って来なかったが、「(結局診て貰う前に止まったので)、診察料取らねえだろうな!?」と憎まれ口をきいたら、「そうはいかねえ!」とガッチリ初診料・診察料を取られた! (;´д`)トホホ!! (翌日支払いに出向いた!)
まあ冗談はともかく、鼻血について蘊蓄をひとくさり! 主な原因は、鼻のかみ過ぎや、いじり過ぎで、「キーゼルバッハ」に傷がつき、更に外的、内的な刺激が加わって出血するパターン。こういう原因が80%を占める。
キーゼルバッハとは、鼻の入り口から、1cmほど奥の内壁部分で、毛細血管が網の目のように張り巡らされており、チョットした刺激が加わったり、興奮して血圧が上がったりすると更に傷が広がって出血します。降圧剤、抗凝固剤、抗血小板薬(所謂血液サラサラ薬)などを飲んでいる人は一段と注意する必要がある。
鼻先をつまんだり、チリ紙を入れたりするのは正しい止血法ではありません。親指で鼻の脇から中心に向けてギューッと5分くらい押さえ付ければ略止まります! それでも止まらず指の間からポトポトと零れ落ちる様なら、奥の動脈からの出血している場合もあるので、救急車を呼んで病院へ! 大量の出血の裏には、高血圧症、脂質異常症、動脈硬化症などが隠されている場合もあるので、止まったからと安心せずに内科を受診した方がベター。
小生は後日お呼び出しがあり、鼻の奥のキーゼルバッハの部位に機具を入れ、粘膜を焼き切るという荒業を見舞われ、気の小さい小生は悶絶寸前のだらしなさ! お陰でそれ以来半年くらいになるが、鼻血にならないで済んでいる!
要するに、今回の件は、TVコマーシャルの1シーンとは言わないが、「もう若くはないんだぞ!」という事なんだろうな! 体を労わらないといかんと思った次第! お互い気を付けよう! ご同輩!
画像引用元 http://www.tinami.com/view/579917
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