東日本最大最古の「積石塚古墳」である八町鎧塚で古墳祭り!通り掛かったので寄ってみた!
本日は10時から上田で所用があり、須坂8時50分集合、9時出発で、大笹峠経由菅平高原に向かい、上田に下るべく車を走らせた。仁礼に入る手前の、八町地区まで来たところ、「八町鎧塚古墳祭り」のピンクの幟が林立し、はためいていたので、その先に目をやると、石積古墳が見え、人が大勢集まっていた。普通なら、車をその方向に進路を取るのだが、本日は相棒も居り、何よりもアポが入っているので、そういう勝手は許されず、止むなく車を直進させた。その仕事は、午前中で終わりそうで、また1時半くらいには長野市でアポが入っていたので、時間の余裕さえあれば、帰りに寄るということと相なった。
さてその上田での用事は、予定通り順調にいき、都合よく進めることができたので、八町鎧塚古墳祭りに寄ることが出来た。ステージエリアでは、吹奏楽の演奏をやっていた。プログラムを見たら、常盤中学校の吹奏楽部の演奏だった。小生の母校である。暫く聞いていたが、古墳の撮影もせなあかんと思って1周してみた。
通常古墳といえば、中に石室はあるというものの、その上に土を盛り、土塁上になっているのが普通だが、ここ「蔵の町須坂」の八町鎧塚古墳は、ご覧のように、小さな石がむき出しに積まれている、全国的に見ても「積石塚古墳」と分類される非常に珍しい古墳ということでした。この古墳は、積石塚古墳として、規模も、年代も、東日本において、最大・最古のものだそうです。動画でご確認ください。
途中で吹奏楽の演奏が終わり、さてこの次は何かなと思っていたら、この演奏が、どうやら最後だったらしく、1時半というのに、「終了」のアナウンス! それにしても、あと30分遅れてきたら、お祭りの雰囲気の動画が撮れず、何時もながらのひっそりした場面になってしまうところだった。小生の人生と同じで、予め調べるでもなく、行き当たりバッタリの行動ではあるが、このように何とかなるのが不思議だが、それに託けてさっぱり、行動を改めないから、我が人生いつも中途半端なまま!☜この年になっちゃあ直らねえだろうなあ!? ☜そう思ってるから尚更直らん!
画像引用元 「いきいきすざか」 URLは下に明記。
さて古墳祭りのプログラム!以下の如し。
第7回鎧塚まつり~東日本最古最大級の積石塚古墳をまるごと楽しもう!~
★日時 平成28年10月22日(土)
午前9時~午後1時00分 小雨決行(雨天中止)
★会場 八丁鎧塚古墳公園(長野県須坂市八町287・285)
東日本最古最大級の積石塚古墳をまるごと楽しもう!
【内容】
★ステージエリアイベント
09:00~ オープニングセレモニー
09:30~ 紙芝居「八丁鎧塚古墳物語」
10:00~ 中村仁バンドLIVE
10:30~ 村石町獅子踊り所要があり、
11:00~ 須坂のヒーロー「我竜神スザカイザー 」登場!
11:30~ 五明五閑太鼓中学校吹奏楽部演奏
12:30~ 常盤中学校吹奏楽部<我が母校>演奏
★体感!チャレンジコーナー
・みんなで挑戦!柿の皮で古墳を一周!
柿の皮をむいて、その長さの総合計で古墳一周を目指します。
・鎧塚古墳調査隊~目指せ!よろいづか博士~
公園内の6か所にあるクイズに正解すると、先着でオリジナルグッズプレゼント!
・勾玉をつくろう! ※参加費100円
・出土品ぬり絵 帯金具はどんな色?
・YABUSAME(3回100円)
★古墳学習イベント
・八丁鎧塚古墳見学
「八丁鎧塚の案内人」がわかりやすく古墳をご案内します!
★鎧塚旬彩市場
・地元野菜・果物、山採り天然きのこなど、グルメ・物産品の販売
・おやき、お菓子、ソフトクリームなど軽食も充実
・豚汁ふるまいもあります♪
・その他出店あります。
この古墳は、個人の所有なのだそうですが、その方が、先祖代々、この地に受け継がれてきた、貴重な遺産であるということで、再三採石業者などから売ってくれとの申し込みがあったそうですが、頑として断り続け、現在に至たっているそうです。この八町地区のシンボルとして、地域の住民の方の意識も高く、平成6年古墳公園として整備されて以来、「上八町史跡保存会」も結成され、史跡の保存・維持管理はもとより、毎年視察存学習会(祭り)
、PR活動などを開催してきた。この活動が認められて、平成25年地域文化功労団体として、文部科学大臣表彰を受けました。これからも、地域の誇れる文化遺産をの保護、アピールにと、その活動を期待されています。
【八丁鎧塚(はっちょうよろいづか)とは・・・
長野県は、全国一積石塚(つみいしづか)古墳の多いところとされています。その中で最も古く最も大きな古墳が長野県指定史跡「八丁鎧塚」です。日本の多くの古墳が土で築かれているのに対し、石だけで築かれた古墳のことを「積石塚古墳」と言い、通常学校などで習う古墳<大仙古墳(仁徳天皇陵)>とはだいぶ違う姿の変わったタイプの古墳です。
積石塚古墳は、その築造方法が朝鮮半島鴨緑江(おうりょっこう)周辺に現存する古墳群と大変良く似ていること、また、埋葬施設を石で覆うという点が韓国の古墳と同じであることから、”大陸文化の色濃い古墳”と言われています。また、八丁鎧塚古墳の昭和32年の調査で2号墳から出土した帯金具(おびかなぐ)には、中国や韓国で、祭祀の道具や埋葬施設の装飾に非常によく描かれる獅子の顔が描かれており、積石塚が大陸文化の色濃い古墳であることをさらに強く印象づける結果となっています。八丁鎧塚古墳は、古墳時代を考える上で大変大きな意味のある古墳と言えます。
八丁鎧塚は数ある積石塚古墳の中で最も見学しやすく、石だけで築造された様子が一目でわかります。ぜひ、善光寺平を一望するこの場所に立ち、古代の豪族の見た夢に想いを馳せてみてください。
引用・参考元 須坂市 いきいき須坂
(内容は15年のものですが、16年用に書き改めてあります)
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