安倍首相&麻生氏実は“深刻亀裂”の真相!? 文書改竄で関係悪化 !
遂に亀裂か――。財務省の公文書改竄問題で、安倍首相と麻生財務相の関係が悪化しているという。第2次安倍政権の発足当初から、副総理も兼務して支えてきた屋台骨の麻生が離反すれば、安倍政権は持たない。政権内の亀裂で、崩壊に向けて一直線だ。
麻生大臣と安倍首相は元々微妙な関係だ。「盟友」とされるが、消費税増税の延期や軽減税率の導入などをめぐって対立することも多かった。その度に、菅官房長官の意見が通って、麻生は煮え湯を飲まされ続けてきたのだ。
「改竄問題で麻生財務相が引責辞任すべきだという声が高まっていますが、麻生さんにしてみたら、内心は『森友は総理夫妻の問題なのに、なんで俺が詰め腹を切らされなきゃならないんだ』と憤慨しているのではないか。だから、会見などでも、どこか他人事みたいな態度を取っているのだと思います。19日からアルゼンチンで開かれるG20にロンドン出張もくっつけて楽しみにしていたのに、改竄問題で欠席を余儀なくされそうで、それも面白くないのでしょう。麻生さんは義理堅いところがあるので、立場上は総理を支える姿勢ですが、本音は違うと思います」(自民党関係者)
■G20も欠席、福岡開催も潰されて怒り心頭■
来年、初めて日本で開かれるG20首脳会議の開催地が大阪に決まったことにも、ご立腹だという。開催地は麻生大臣の地元である福岡にほぼ決まっていたのに、土壇場で官邸に引っくり返されたからだ。福岡は国際会議の開催実績も高く、発表直前には「福岡開催で最終調整」と新聞で報道されていたが、維新の会に配慮した官邸が、大阪開催決定を2月20日に発表した。「維新に大阪開催を持ちかけたのは菅長官です。でも、最終的に決めたのは総理ですから、麻生さんが『総理は俺より維新が大事なのか』とヘソを曲げるのも当然です」(官邸関係者)
そんな中、財務省の文書改ざんが発覚し、麻生大臣は批判の矢面に立たされている。
「問題の発覚後、麻生財務相が首相私邸を訪れて、辞意を伝えたという情報もあります。首相は慰留したようですが、それは自分の保身の為でしょう。麻生さんが辞任したら、矛先が自分に向かう訳ですからね。どんなに支えてきても、首相を守る為にあっさり切り捨てるのが官邸のやり方ですから、麻生さんは辞めるタイミングを見計らっていると思います。
25日の党大会が終わり、予算案と関連法案が成立したら、監督責任を取る形で辞任するのではないか。閣外に出れば、キングメーカーとして影響力を発揮できる。第2派閥の麻生派が岸田派と“大宏池会構想”で連携すれば100人超の勢力になり、安倍首相の出身派閥である細田派の94人を上回ります。安倍首相の総裁選3選は難しくなってくる。麻生さんが安倍政権の命運を握っているのです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
財務省が改竄前の文書を開示し、永田町が緊迫した12日の夜、麻生派と岸田派の幹部が会合を持ったことも臆測を呼んでいる。
麻生辞任が政権崩壊の号砲になりそうだ。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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