<自民党総裁選>岸田政調会長不発!総裁選展開取れず!禅譲に望みだが総裁の道実質閉ざされる!

「世直し」速報

<自民党総裁選>岸田政調会長不発!総裁選展開取れず!禅譲に望みだが総裁の道実質閉ざされる!

自民党総裁選への出馬を見送る方針を固めたとし、今回の総裁選不出馬を表明した。

自民党の岸田文雄政調会長は24日の記者会見で、9月の党総裁選への立候補を見送った理由として、西日本豪雨への対応や外交課題で安倍晋三首相を支えることを挙げた。しかし、実態は国会議員票と地方の党員票の両方で支持の広がりが見込めないための「撤退」に近い。岸田氏は首相からの禅譲に期待をつなぐが、これで「次の次」が保証された訳ではない。

岸田氏が会長を務める自民党岸田派は禅譲論と主戦論に分かれ、17日に岸田氏に対応を一任していた。岸田氏は24日の記者会見で、今回の自身の判断を受けて「一致結束して貰えると信じている」と述べた。

岸田氏は総裁選に立候補したことがなく、報道各社の世論調査でも「総裁に相応しい人」として、首相や石破茂元幹事長らに認知度で大きく後れをとっている。

細田、麻生、二階3派に無派閥議員の一部を加えた首相支持勢力は、党所属国会議員の半数を超えている。党員票も首相と石破氏の争いになる可能性が高く、岸田氏は当初から立候補に慎重だった。岸田氏周辺は「出るなら最低限、石破氏を超えて2位にならなければいけないが、難しい」と認めた。

岸田氏は首相と良好な関係を築いてきた。総裁選で首相を支持すれば、選挙後の党役員と閣僚人事で岸田派が一定の処遇を受け、岸田氏が「次」に備えて求心力を維持できるという期待も透ける。

岸田氏の不出馬を党内は織り込み済みだった。細田派の下村博文事務総長は「岸田派は安倍支持一本で応援して貰えるのではないか。首相3選に弾みがつく」と歓迎した。

岸田派が首相を支持すれば、国会議員票では首相が圧倒的に優位になる。立候補の準備を進める石破氏は24日、「選挙はやってみないと分からない。実際にそれぞれの議員がどう判断するかだ」と記者団に語った。石破派は、首相と石破氏の一騎打ちになった場合には、党員票に活路を見いだそうとしている。

野田聖子総務相は、岸田氏の判断について「影響はあまり考えていない。少しでもオープンな自民党を作っていけるよう取り組みたい」と記者団に語った。ただ、野田氏は立候補に必要な20人の推薦人確保のめどが立っていない。

総裁選への態度を決めていない竹下派会長の竹下亘総務会長は「総裁選の構図が変わってきたという感じはするが、派としてどうするかはまだ決めていない」と述べた。しかし、同派には茂木敏充経済再生担当相や加藤勝信厚生労働相ら首相を支持する議員がおり、「反安倍」でまとまる可能性は低い。

(私見)

禅譲論は、安倍総理の「3選戦術」に、岸田政調会長が、ものの見事に嵌ってしまったということに尽きる。権力とは何か!自分から取りに行くものであり、口を開けて待っていれば手に入るものではない。この点で政調会長は既に自分から総裁への道を閉ざしてしまっていると言わざるを得ない。その前提には、実際戦ったとして、勝算がないという状況があるのだと思うが、そんなのは言い訳に過ぎない。総裁選があるのは、解っていたことであり、それなりの準備をする時間は十分あった筈である。その過程で、首相から「次はあんただ」と言われ、不覚にもそれに乗ってしまったことが、今日の「不発」の原因だ。首相は、3期が実現すれば、それの任期は全うするのは当たり前だから、政調会長の「総理になる目」は、それだけ遠のく。マゴマゴしていれば、若手が彗星のように出てきて、ロートルのお人よしのおっちゃんの出番は永久に閉ざされかねない。権力闘争をしないということはそういうことだ。

岸田政調会長が、もしこのタイミングで、総裁になろうとしたら、どうすべきだったか?自身が政調会長をやっているんだから、自民党の政策の欠点は一番わかっている立場にある筈だ。従って、先ず、現状の安倍首相の政策の欠点はここだと指摘し、それをクリアするには「私ならこうする!」と対抗軸を明確にすることが必須条件だ。それを今回の災害の初動で、一緒になって、自民亭で酒をかっ喰らっている姿からは、そういう姿勢は皆無だった。首相の政策とはなにかと言ったら、「無策」なのだから、次期総裁候補として、政調会長は主張すべき点は一杯あったと思う。平常の感覚ならば、幾ら自民党でも、今回の首相の一連の行為には苦言を呈す場面だろう! そこを明確にして、戦えば「勝機」は十分あった筈だ。それには政調会長の「腹一つ」で、「覚悟と胆力があればの話」だが、残念乍ら余りにも線が細く、そんな「大それたことができる玉」ではないことは明らかだ。精々支持を早く出して、3次政権で、それなりのポストをせしめるのが精一杯だ。総理の器ではなかったということだ。

それにしても、実質時期総理を決める総裁選だが、政策不在で、日本の民主主義が、閉ざされるかも知れない局面で、自民党の都合のみ先行する場面を見せつけられ、唖然とするのみだ。

 

記事・画像 引用・参考元 Yahoo News(毎日新聞)【小田中大、田中裕之、高橋恵子】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180724-00000103-mai-pol

画像元 yjimage

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