須坂市民の憩いの場である臥竜公園。臥竜池の東・南部を臥竜山が囲んでいる。臥竜公園は「日本桜の名所100選」に選定されているが、この臥竜山もまた「日本の名松百選」に指定されている。
その臥竜山には、「相生の松」「裏古の松」「月見の松」「招魂の松」「竜の松」「夫婦松」「たこ足の松」「千手の松」「逞しの松」など、名前が付けられた松が多い。一寸「異形の松」といった趣がある。所謂「根あがり、ねじれ 松」と言われているもの(現象)である。
古墳 臥竜山稜線上にある第1・第2古墳
臥竜山は、松川、百々川の扇状地【扇状地がダブっている】の中に、ポツンと存在する単体の頁岩から成っている山であるが、頁岩(泥岩)は風化・堆積が浅く、また保湿性が弱いため、松の成長が遅く、また根が張り切れないので、根が地表より上に出てしまう。その上年間を通し、南方向からの風が、稜線に沿って、東北方向に吹くことが多いため、幹がねじれてしまう現象が起きる。[北陵から南東に伸びる稜線上にこの現象が多くみられる]これを「根上り松」、「捻じれ松」と言われる現象である。
臥竜山は、小生の母校(高校)から300mしか離れていないため、部活動の、準備体操(!?)代わりに、毎日頂上まで走らされた。頂上までは大分迂回した道になっていて、坂の角度は浅くはなっていたが、そうとはいえ、山道なので、走って上がるのは大変だった。お陰で足腰の鍛錬にはなった。走った後の練習本番もこれまた厳しかった。いまでも夢に見るほどである。
コメント