御柱祭 霧原大元神社(須坂市上八町)7年振りに御柱本堂に建つ!
今年は御柱の年!本社の諏訪大社(上社・下社、春宮、秋宮)でも、4月~5月に執り行われた。大社での開催を中心に、全国の諏訪神社や関連神社(通称:小宮)でも同様の祭(小宮祭)が実施される。
須坂市上八町の、霧原大元神社も、建御名方神を祀神とする諏訪社であるため、7年毎に御柱祭が行われる。本年はまさしくその御柱祭の年に当り、10月9日に執り行われた。同社では前日、秋祭りで、須坂市で唯一残った「赤熊<しゃあま>」が奉納された。<当サイトにアップしてありますのでご覧ください> 霧原大元神社は、春先に、車で移動中に、偶々前を通り掛かり参拝したのだが、その際鳥居の脇の案内板に、10月に秋祭りがあり、その際、須坂市に唯一残っている赤熊<正直言って何のことか判らなかったが>が奉納されると書いてあった。実際見てみたいと思った。
そんな経緯があったのだが、偶々見た市報に日程が出ていたので、「よし!行ってみよう!」と思っていた。さてその8日、多分夜に行われるのだろうと勝手な判断であったが、仕事帰りに神社に向かった。図らずも灯篭行列がまさしく境内に入るところだった。
毎年行われる秋祭りに、本年は御柱祭がセットになっているので(7年に一回の御柱祭なので)、2日連続での参拝になる。夜半になって雨となる。明日は大丈夫かなあと思う。
さて翌10日、曇りながらも、雨は降っていなかった。さてそうは言っても、日程は分からなかったので、多分10時ごろに行けばいいだろうくらいに考えていた。何時も行き当たりバッタリだ。神社に着いたが境内はひっそりしている。「さてどうしたものか」と思っていたら、消防団員の方が居たので聞いてみた。そうしたら、公民館集合が12:30。それから里曳きをやって、神社到着が2時という事が分かった。仕方がないので待つことに。
それでも11時ころには、法被を着た人が現れ始めた。後に着いて行ったら、公民館に出た。ここが出発点だ。消防団がラッパの音合わせをしていた。里曳きの隊列(?)の確認など出発の準備が始まった。
いよいよ里曳きの出発となったが、直ぐ立ち止まってしまい中々進まない。公民館の方へ戻ってみたら、例の赤熊隊の演舞をやっていた。しかしですなあ!これに要する時間が半端ではなく、優に20分くらい時間が掛かるので、従って里曳きの行列は滞る。これを3か所で披露するので、公民館から霧原大元神社の行程は1kmもないのだが、神社に着くまでは1時間半は掛かる。したがって行列は殆ど待機している状況だ。それでも慌てず、急がず、酒を注がれた紙コップ片手に持ちながらじっと待っている。
さて漸く神社に到着すると、獅子が鳥居下に張られた注連縄を切り、御柱も境内に入っていく。神社仏閣巡りをやっているが、普段は誰もおらずひっそりとしているのだが、こうした祭りなどの際は、賑やかで、何時もと違った風景でよいものである。
暫くして、本殿脇に御柱を立てる、建て御柱が始まった。7年振りとはいえ、過去何百年と受け継がれてきたノウ・ハウがしっかりと受け継がれていて、指揮者の元、御柱は垂直に立てられていった。
境内は本殿前で、赤熊の奉納などが行われ、賑やかであった。未だ未だお祭りは続きそうだったが、今日一日歩き回って、撮影をしまくりだったので、流石に疲れた。残念だったが、霧原大元神社を後にした。
昨日もそうだったが、本日も、地区総出で、伝統的な行事を果たしているのが解り、ほのぼのとしたものを感じながら帰宅した。
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