御柱祭 霧原大元神社(須坂市上八町)建て御柱本堂に建つ!
今年は御柱の年!本社の諏訪大社(上社・下社、春宮、秋宮)でも、4月~5月に執り行われた。大社での開催を中心に、全国の諏訪神社や関連神社(通称:小宮)でも同様の祭(小宮祭)が実施された。
須坂市上八町の、霧原大元神社も、建御名方神を祀神とする諏訪社であるため、7年毎に御柱祭が行われる。
本年はまさしくその御柱祭の年に当り、10月9日に執り行われた。同社では前日、秋祭りで、須坂市で唯一残った「赤熊<しゃあま>」が奉納された。<この秋祭りの様子は当サイトに別にアップしてありますのでご覧ください> 翌10日は御柱祭が執り行われた。
里挽きは、僅か1㎞くらいのコースだったが、なんと1時間半を掛けての行進だった。いよいよ出発となり、撮影に入ったのだが、100mも行かない地点でストップ。待てど暮せど一向に先に進まない。出発点に戻ったら、なんと例の赤熊の演舞の真最中。これをコースの要所でやるので、1kmも満たないコースなのに1時間半も掛かるのである。(里挽きの様子は別に書きましたので略します)
漸く2時半(予定を30分もオーバー)里挽きの一行が霧原大元神社に着いた。獅子が鳥居の下に張られた注連縄を真剣で切り落とし御柱が境内に入った。暫くして、御柱が本殿脇に建てられるというので行ってみた。予め柱を立てるところには穴が掘ってあった。諏訪本社では、氏子が御柱に乗って、ウインチで徐々に立てていくのだが、霧原大元神社では、柱に縄を括りつけ、人の力で引っ張って建てるやり方だった。柱には3本の縄が掛けられているが、北側に伸びた綱が、御柱を立てる綱で、東西の2本の綱は支えの綱で、柱の均衡を保ち、倒れるのを防ぐものである。この3本の綱のタイミングが合わないと御柱を立てるのは難しい。
まあ伝統というか、ノウハウは伝承されていて、御柱は徐々に立てられていった。最後に北側に向けられていたお多福の飾り付けが、180度廻されて、南に向いたところで、建て御柱は終了。
本殿前では、赤熊の奉納演舞が行われ境内は賑やかだった。未だ未だ行事は行われる雰囲気だったが、日がな1日歩き回り、撮影にあたったので、お疲れモード!これで切り上げて霧原大元神社を後にした。
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