‘17年世界は予測困難!? 曲芸外交の正体見たり!化けの皮が剥がれた安倍政権は何処へ向かうか? 行き詰まり退陣もあり得る!
イギリスのEU離脱にアメリカのトランプ大統領誕生――。‘16年は専門家の見立てが悉く外れ、世界中が茫然自失となった。しかし、17年はこの程度では済みそうにない。世界中で反グローバルの嵐が吹き荒れ、その延長線上で排他主義が横行。国家主義者の跋扈がますます加速し、世界が混沌を極めるのは確実である。
【最悪なのは、激動のこの時代に、この国のトップが無定見な独裁者気取りという事だ】
「安倍首相は自ら『外交』を得意分野だと思ってきました。ところが、アベノミクスのエンジンとしてきたTPPはトランプ次期大統領にハシゴを外され、ロシアのプーチン大統領を地元・山口まで招いても北方領土は返ってこない。一方でトランプ政権の国務長官には親プーチン派が就く見通し。安倍首相の頭越しに米国が接近し、日本の存在感が薄くなる可能性もあります」(政治評論家・野上忠興氏)
【これぞ曲芸外交のなれの果てだ】
加えて、内政では公明党との関係がギクシャク。「都議会で自公が決裂したことで、安倍首相は解散を打ち辛くなった」と、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう見解を述べる。
「都議会で自公が反目しているのに、東京で衆院選の選挙協力ができますか? 公明党が安倍首相の解散権を“縛った”と言えます」 もはや、都議選が終わる夏まで解散は無理だ。秋以降も簡単じゃない展開となりそうだ!
「自民党の古屋選対委員長が当落線上の若手30人からヒアリング調査を行ったそうです。つまり自民党は少なくとも30人前後を落選の危険性があると想定せざるを得ないということ。自民党にとって次の衆院選は、『議席減を何処まで食い止められるか』という守りの選挙です。解散は慎重にならざるを得ない。解散できないまま17年末を迎える可能性だってありますよ」(野上忠興氏=前出)
TPPと北方領土という2つのカードを失ってストレスが溜まっているのか、安倍首相は外から見ても体調が悪化しているという。解散も打てず、2017年中に再び政権をブン投げる可能性だってありそうだ。
引用元 nikkan-gendai[]
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