【自民総裁選】石破派が総裁選向け批判展開!安倍内閣「信頼できない」!を強調!「政治・行政の信頼回復100日プラン」ブチ上げ!
【自民党内で総裁選に向けた動きがジワリと出てきた】
田村憲久政調会長代理は、NHKの討論番組で加計学園の獣医学部新設疑惑を巡り、「加計さんが記者会見するのもひとつ」と発言。これまで一度も公の場で発言していない加計孝太郎理事長の記者会見の必要性を指摘した。
鴨下一郎元環境相は、鳥取市内で講演。自身が理事を務める日本大学のアメフト部悪質タックル事件に触れ、モリカケ疑惑に絡めて「どちらも国民を納得させる説明が必要。国民を中心に考え、襟を正さなければいけない」と安倍内閣を批判した。
この2人はともに、石破茂元幹事長が領袖を務める石破派のメンバー。当の石破氏は、鳥取市内で記者団に「総理の言うことを相当多数の国民が信頼できないと言っている。この状況がよくないことはみんな分かっている」と語った。
(私見)
公示前から、既に自民党議員の安倍首相支持率が7割を超え、今や8割に届くという情勢の中、対抗馬の石破元幹事長の「主張」は風前の灯火の様に見える。しかし首相の「国民を国民と思わぬ」基本姿勢、日本の統治機構の崩壊、「お友達」に対する優遇、モリカケ問題の隠蔽、反対勢力に対する恫喝,首相自宅火炎瓶襲撃事件、不誠実な国会答弁,総裁選の討論の回避、嘘体質などなどに対する批判が聞こえるようになってきた。
予想外の石破候補の「評判のよさ」に、焦りを感じたのか、安倍首相出身派閥では、「安倍支持の念書」を書かせる事態に至っている。秀吉が臨終の間際、秀頼に忠誠を尽くす旨の
念書を重臣たちに書かせたが、今回の「安倍支持の念書」もこの例と全く同じで、反撥を生みこそすれ、その効力を発揮する事態など絶対に生じない。そもそもこんなことをしなければならない事自体、自分に対する支持が落ちてきているのを認めることに等しい。即ち焦りの裏返しだが、却って党員の支持が離反する可能性が高い。人の心など「念書」で縛ることなど出来る筈がない。総理はそれを全く分かっていない。
石破氏の総裁選の基本的戦略は、「正直・公正」。首相は対抗馬から気恥ずかしい程まっとうな対立軸を持ち出された。石破は「政治・行政の信頼回復100日プラン」を作り、年内の実行を宣言。「謙虚で正直で国民の思いに近い政治」「透明・公平・公正な政治、行政」「課題に正面から挑み決断する政治」の3点を「取り戻す」とまで訴えている。いずれもアベ政治によってこの国から奪われたものだ。いずれも総裁選討論会をやれば、公の場で、一々首相のやってきたこと、性格まで、やり玉に上がり、(首相としては)、国民から隠し通してきたものが、国民の目に晒されるのだから、堪ったものではないだろう! 併せて、「そんな人物を党員の8割も支持している」自民党はおかしいという世論も当然湧きおこる。従って「国民が参加できる選挙でないのだから、討論会はやる必要がない」等というトンデモ発言が出るのである。
「どっちが正しい?!」ということになれば、「対抗馬の石破に数段の理」があるのは明白だ。真実が分ればわかる程、首相には分が悪い状況が進む。8割の支持の基盤は崩れ傾向になり、地方党員の票は石破に跳ね上がる傾向が強くなる。とすれば、たとえ石破が敗退しても、1強と言われた「盤石な体制」は、弱体化し、従来のやり方では回らなくなる。暴走安倍には、相当熱い「灸を喫える」ことになる。
総裁選は、実質日本の総理を選ぶ選挙である。国民はその観点から言っても、投票権がないから関心がない等と呑気を構えていてはいけない。将来を決定する分岐点になる選挙として位置づけ、本来の政治に立ち返る「世論の形成」を作り上げる世論を作り出さなくてはいけない。
戦争を可能とする社会か? 戦争を回避できる社会かの分岐点にある!
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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