【この国の行方】政府統計さえ認める年収の格差・2極化!6人に1人は年収122万円以下!

【この国の行方】政府統計さえ認める年収の格差・2極化!6人に1人は年収122万円以下!

首相が盛んにアベノミクスやらの成果を喧伝<確かな事実を1つ示せれば、いろいろ言い訳がましいことを言わなくて済むのに!>しているが、現在はほんの一部の富裕層と、そうでない者の格差は拡く一方だ!恩恵が自分のところまで届いていないと感じている人は、実に80%に達する勢いである!

さて日本は世界的に見ても、上位の「貧困大国」と言われたら、大半の人は「そんな馬鹿な!飢餓に喘いでいる人なんか居ないじゃないか!?」といった反応を示す人が大半では無いかと思う。

「貧困という概念というか考え方」は、2種類あって、① 絶対的貧困で、発展途上国を指す場合が多い。収入や、支出が一定の基準=1日当たり1.25ドル=日本円で130円くらいに達していない状態をいう。その他に、②として、「相対的貧困」だ! 先ほどの「日本は貧困国だ!」といったのはこっちを指す。相対的貧困率とは、国民1人1人の手取り収入を並べていき、丁度真ん中に来る数値を基準において、その数値より以下の人が、どのくらい居るかを表す数字のことを言う。普通に生活をして居る人たちに比較して、厳しい生活を強いられている人たちの割合という事になる。

政府が2012年の貧困率の数字を発表した。それによると、日本の相対的貧困率は、16.1%であり、前回調査よりも(09年)より、0.1ポイント悪化した。手取り収入の中央値は、「244万円」だが、その半分122万円となるが、それ以下の相対的貧困層が国民の6人に1人いる計算になる。

この数字を国際的に見た場合、OECD加盟、34ヶ国中、日本はなんと、28位なのだ。「こりゃまた!どうしたことだ!世の中間違っとるぜ~!」の世界ではないか! 嘗て日本は、貧富の差などなく、中間層が幅広くいる社会であると言われた。しかし実は気が付かないうちに、2極化が密かに進んでいたのだ! アベノミクスに浮かれている人たちは、気が付いていないかも知れないが、富裕層をより強くすることによって、全体を引き上げるという事だが、事実はそうはなっていない。富裕層は成果を実感できているだろうが、中間層から、転落する層が拡大していることは間違いない。まるで我々貧乏人に対しては、端から眼中にないかのようだ!

その中でも注意しなければいけないのは、「1人親世帯の貧困率」で、貧困率は、なんと54.6%で、OECDの国の中でも突出して悪い数字となっている。その中の大半は、母子家庭であることは容易に想像がつく。これから読み取れるのは、働く女性の賃金水準が劣悪状態に陥っているという事である。

「女性活用」とか、「女性が輝ける社会」とか、響きの言い発言を繰り返しているが、「果たしてこの実態を知っているのか」と言いたくなるほど、現実とかけ離れている。そうでないから、「スローガンに掲げている」のだろうが、「なんだかなあー!」と虚しくなる。この儘だと、日本の行く末が本当に心配になる!

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