この南屋島の権現様が祀られている場所は、昔の千曲川の渡しの舟付場であった。対岸は須坂である。
度重なる洪水で、この付近の堤防が幾度となく決壊していることから、水難除けの神が祀られた。南屋島では、権現様は皇大神宮(産土神)と共に里人の心の拠り所になっている。この場所には、土手側から、真中社、戸隠社、金毘羅宮、水天宮が祀られています。
【千曲川】 南屋島河原に祀られている権現様ほか 千曲川の安全を見守る!
【千曲川】 屋島橋河原 千曲の流れ滔々の調べも激しき今宵かな!(須坂高校逍遙歌の一節)
【花紀行】 千曲川ふれあい公園[小布施] 河原の菜の花畑
【さくら紀行】千曲川村山鉄橋下 権現堂桜並木 日本の原風景なり
①真中社・・内務省直轄水害防止工事を指揮した役人の中村真三氏をはじめとする工事関係者に感謝して祀られた。
②戸隠社(権現様)・・江戸時代には、戸隠権現も、村内安全・災難消滅・九頭竜・川除けにご利益があるとして広く信仰された。天神6年当地に祀られた。
③金毘羅宮・・水神として敬われている。水上交通安全の守り神として、文政11年祀られた。
④水天宮・・水の神で、洪水除けや干ばつ除けの守り神である。建立年代は不詳。
この屋島橋の川幅は約800mあり、うち1/3は普段水が流れている部分で、残りが桃やリンゴの畑などになっている。堤防の高さは15mくらいはあるが、洪水時は、800m一杯に橋桁直下まで水が溢れる。屋島・村山・福島・小布施辺りは度々堤防が決壊し、近辺は水害に見舞われた。千曲川河原には、水害防止のためこのような祠が随所に存在する。
記事 original
動画 original
画像 Original
コメント