玄武洞!今は崩落で嘗ての景観は見られない!噴火によって流れた溶岩が造り出した柱状節理は見事!
’☝崩落前の景観
小岩井農場を散策した後、219号線を、なおも登ってみようと岩手山麓を上がっていく。岩手高原スノーパークから、212号に入り、下っていくと194号線にぶつかる。左折して、このまま秋田街道に出ても「何も面白くないな」と思い、この先何があるか分からなかったが、右折してみることにする。葛根田川に沿って登っていく。葛根田と聞いて、「葛根湯」を連想した。「何か関係はあるのかな?」
暫く走ると左側に、玄武洞茶屋と暖簾が出ている店があった。玄武洞といえば、岩手山の麓から、松川温泉に抜ける山道の入り口辺りにもあったなあと思いだす。それは葛根田川の対岸にあった。
’崩落後の玄武洞
【玄武洞】 岩手県雫石町
玄武洞は、別名「葛根田の大岩屋」とも呼ばれていて、昭和18年に国指定の天然記念物に指定された景勝地である。溶岩によって形成された玄武岩による高さ80mに幅200mの垂直な岩壁で、見事な柱状節理の景観には圧倒されます。網張火山初期の噴火によって流れた溶岩が造り出したと言われる柱状節理が見事で、天然の造形美には感嘆するばかりだ。背景に重なり合う山が、春の新緑、秋の紅葉を際立たせる。
但し、葛根田川の浸食によって形成されていた洞窟部分の玄武洞が、平成11年の地震により崩落し、形を大きく変えてしまった。残念ながら以前程の魅力を感じられない状態になってしまったのは非常に残念。その後も整備がされないままに荒れ果て、現在は、危険の防止のためフェンスが設置されており、道路から川原に立ち入ることができないのは非常に残念である。
葛根田川は警告になっており、秋の紅葉の素晴らしさなど、岩手県でも有数の景勝地になっている。川の流れは透明というよりエメラルドグリーンに近く、朝の木漏れ日に輝く瞬間や、又、紅葉の季節の美しさは格別だ。
どうやらこの194号線の先は行き止まりになっているらしいが、滝があるという事なので、更に登っていくことにする。
参考・画像 岩手の自然
雫石町HP
画像元 Original
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