オトコがクルマに興味がないのは「世も末」?しかし持ちたくても持てない経済状況に陥って、展望が持てないというのも「世も末」!
■GACKTさんの嘆き!■
GACKTさんは先日、「オトコはやっぱ車が好き」というタイトルでブログを投稿した。「最近のオトコはクルマに興味がないなんて話を聞く。それが本当なら世も末だ」という一文から始まる。GACKTさんは最近の若者の車離れについて、「ボクはそうは思わない。本当にオトコがクルマに興味がなくなるなんてありえないと心から思っている」と自身の想いを明かし、「単に、楽しみ方を知らなかったり、手段としてしか使ったことがなければクルマの楽しみなんて勿論わかるわけもないわけで、そういうことを教えてもらったことがない、もしくは経験したことがないだけであって貰いたい」と述べている。
さらに、GACKTさんは車を「高価なオトコのオモチャ」だと定義。購入や維持に費用のかかるものだと説明しつつ、「だからこそ、もっと頑張ろう、もっと稼げるようになろうと、仕事のスキルも上がる」と語った。
これにはネット上で、「漢のロマンを感じる」「ほんとうにその通り。もっと車に興味をもって、それをモチベーションにしてもらいたい」といった同意の声が。中には「ガクト分かってるわ、ファンになった」という人もいるよう。しかし、一方で「今はそういう時代じゃない」「個人の自由だと思う」といった声も上がっている。…
■若者の“車離れ”は本当に起きているの?■
「ニッセイ基礎研究所」の公式サイトに掲載されている「若者の『高級ブランド離れ』『クルマ離れ』は本当か? -データで見るバブル期と今の若者の違い」という調査によると、30歳未満の男性単身勤労者の「自動車関係費」は、1989年には月平均1万8,000円だったものの、2014年には7,300円まで減少。また警察庁「運転免許統計」によると、20~34歳の男性の「運転免許保有者数」は2013年から2016年にかけて毎年低下しており、年齢が低いほど保有率が低いという結果が判明した。
同調査では若者の車離れに関して、「クルマ以外の魅力的な娯楽やモノの増加やリスク回避志向の強まりにより、クルマに感じる魅力が低下したことで、若者の『クルマ離れ』が生じ、結果として運転免許保有率が下がっている」と考察。
実際に、「維持費が掛かるし色々と大変だから欲しいとは思わない」「娯楽の多様化だよなぁ。車じゃないところに金掛ける人も多いし、車は乗れればいいかな」「事故も怖いし、必要性を感じない。レンタカーで十分」と感じている人も多いようだ。
■いろいろな理由があるだろうが、収入の面での理由が底流にあるのではないか!?■
(私見)
先ず車を買う事自体、また、駐車料、維持費など、車を所有するには、大きな経費が掛かる。それらをカバーする程の収入が確保できないのが根底にあるのではないか。現在は非正規雇用の比率が高くなり収入は低い、収入が増えないといった事情がある。年収200~250万円というレベルでは、生活するだけで精一杯という状況だろう。車どころか、結婚する、子供を設けると言った事も儘ならない状況だ。本人の問題というより、社会制度の欠陥があるとみるべきだ。少子化の問題もある中、前途洋々の筈の若者の生活が、生活するのに精一杯という状況では、日本の経済は下降線の一途を辿る他ない。Cf 非正規・正規雇用者の同一賃金などと耳に心地よい言い方が昨今政府によって流されているが、おっとどっこい! 単純に喜んでばかりはいられない! よくよく内容を吟味すれば、同一賃金とは、非正規社員の賃金の方へ、正規社員の給料を近づけるというニアンスが強い。結果は成程、「同一賃金」なのだが、高い方を低い方に近づけてどうする!益々購買力が落ち、暮らすだけで精一杯の度合いが拡大する! 夢も希望も持てない世の中に増々陥る。引いては日本経済だって、増々先細りになる!という悪循環だ! 価値の多様化もあるだろうが、若者は「車を持ちたくても、持てない時代」なのだ!
記事・画像 引用・参考元 Excite News
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