「鼻血」を甘く見てはいけない!鼻血に潜む病気のサイン!
鼻血の出る人は、習慣化されている場合が多い。小生の場合、高校くらい迄は、頻繁に鼻血が出た。鼻に物理的な刺激が加わった時、のぼせたときは勿論、温度の差が激しいところに出たとき、臭いのきつい場所に入った時、チョコレートや、ナッツ類食べた時など、信じられない原因で出た場合があった。例えば、鬼怒川ゴム、アサヒビールの工場見学に行ったときは、ゴムの臭いや、発酵の臭いで、不覚にも鼻血が出たことがある。
高校時代以降は、自分でも忘れるくらい鼻血が出なかったのですが、2年ほど前に、突然鼻血が出て、吃驚したことがありました。どういう訳かその後、昔みたいに暫く頻繁に出るようになった。鼻血が出ても大体5・6分で止まるのですが、そのうち、中々止まらず、結構長い時間出るようになった。それも1日に何回も出る様になった。
或る時、一回鼻血が出て、中々止まらずやっと何とか止めた後、2時間くらい後に再度鼻血が出た時がある。その時は、20分経っても止まらず、流石に心配になって、病院に駆け込んだ。土曜日の、しかも日付が変わる頃の事だったので、総合診療科で、診て貰える事になったのだが、前の患者の診察を待つ間、ベンチで横になって、必死で鼻を抑えていたら、別段診て貰った訳ではなかったが、漸く止まった。余談ですが、それでもバッチリ診察料は取られた。「何にも診て貰わず、横になっていたら止まったのに、それでも診察料取るんかい!?」と憎まれ口をきいたが、慌てて家を出てきたので、財布を持ってくるのを忘れたことに気が付いて、「今日払えない」と取り繕っていた自分が情けない。
さて、後日耳鼻咽喉科に行き、診療をして貰ったのですが、鼻の粘膜が敏感になっていて、ちょっとした刺激で出てしまう状態だとかで、その粘膜を「焼き切る」手術(!?)を「した方がいいな!?」という事になり、「1週間後にやる」という事になった。
さてその当日、どんなことになるやら、少々不安を抱きながら病室に入った。首から上の手術(?)というのは、20代で、「耳管カタル」という事で、イヤに長い注射針を、耳の中に入れられたことがある。その際「鼓膜を突っ切りますので・・」などと言われ、トンデモねえ事になったとトホホ気分になったものだ。
手術自体は、鏝みたいなものを鼻の中に入れられものの30秒で終了。その後2年程経つが、鼻血も出ず今日に至っている。
前置きが超長くなってしまいましたが、ここから本日の本題。
「入院する事になりました」――12日付の自身のツイッターでそう報告したお笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃん(41)。何でも、1月放送の医療バラエティー番組で「2型糖尿病」が発覚し、その基本的な知識を学ぶために1週間ほど入院するという。
因みに、2型は遺伝的な要因に加え、運動不足や食べ過ぎなどの“悪習慣”が重なって発症すると考えられており、中高年に多いとされる。
ファンからは「無事復帰を願っています」などと“激励”のメッセージが多数寄せられており、当の本人も「本当に健康になって戻ってくる」なんて明るくツイートしているが、クロちゃんは入院直前の10、11日と2日連続で「鼻血」が出たことを明かしていた。
「スパ来たら、また鼻血出た」「のぼせた」などと呟いていただけにチト心配になる。三木内科クリニックの三木治院長が「一般論ですが」と前置きしてこう言う。
■「血液の混じった臭い鼻水」なら…■
「鼻血で最も多いのは、鼻の炎症で粘膜が充血して、少しの刺激でも鼻血が出やすくなっている場合です。一度傷つくと、何度も鼻血を出しやすくなります。ただ、今の季節なら、花粉症の人によく見られる。あまり心配はいりませんが、鼻血だけではなく目の下辺りが腫れたり、痛みを感じるようなら、耳鼻咽喉科で精密検査を受けることを奨めます」
最悪の場合、副鼻腔内のがんが疑われる。この場合、典型的な鼻血というより、「血液の混じった臭い鼻水」が度々出るという。
「内科的な病気では、糖尿病や高血圧です。血管が弱く切れやすく、健常者と比べて鼻血を起こしやすい。次に、血液をサラサラにする抗凝固薬を飲んでいるケース。さらに肝機能障害です。肝硬変の末期では血液を固める血小板の量が減り、鼻血が出やすくなる」(三木治院長)
鼻血が出る程肝硬変が進行していたら、手の両側が赤くなる手掌紅斑、男性でも乳房が大きくなる女性化乳房、白目が黄色い黄疸などの症状がある可能性が高い。
クロちゃんは糖尿病以外に肝機能障害も発覚していた。鼻血を甘く見ない方がよさそうだ。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ <ヘルス ケア>
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