近畿財務局職員 昭恵夫人の「いい土地」発言の記録認める!一連の不祥事に昭恵夫人の果たした役割!神掛かり政権の巫女役!

「世直し」速報

近畿財務局職員 昭恵夫人の「いい土地」発言の記録認める!一連の不祥事に昭恵夫人の果たした役割!神掛かり政権の巫女役! 

■国有地売却を巡る森友問題で新たな事実が発覚した■

 

11日の参院決算委で財務省の太田理財局長が、安倍首相の妻・昭恵夫人の名が書かれた2014年4月の交渉記録について「近畿財務局に確認したところ、作った記憶があるという者がいる」と明らかにした。

財務省が公表した交渉記録を巡っては、学園側は、昭恵夫人が「いい土地ですから前に進めてください」と発言したと主張。しかし、その際の経緯を記した14年4月28日の交渉記録は見つかって居らず、財務省は「探しても発見出来なかった」との立場を貫いている。

作成した記憶のある職員が分かっているのなら、なぜ学園側の主張する昭恵夫人の発言を記載したか分かるはず。この期に及んで、安部夫妻を守ろうというのか。

 

■昭恵夫人はどのような役割をはたしてきたのか!? 昭恵「巫女」論という視点■

 

月刊「文藝春秋」5月号の巻頭総力特集は「安倍忖度政治との訣別」。森友文書改竄で自殺した近畿財務局職員の父親の手記をはじめ計7本の論考・対談の何れもがおもしろく、どういう角度から見ても、もはや安倍政治は訣別の対象でしかないことが実感できる。

その中で特に注目される記事のひとつは、石井妙子氏の「昭恵夫人『主人の応援団』の末路」である。それによると、昭恵夫人は「家庭内野党」などではなく、「内助の功を彼女なりに尽くそうとしている一首相夫人であり、夫の考えに染め上げられた〈安倍チルドレン〉のひとりである」という。

だからこそ安倍晋三首相も、彼女の、時に天真爛漫を通り越して奇矯にさえ走る言動を許容し、公費で秘書を5人も付けて活動させて来たのである。しかも、単にチルドレンの一人というにとどまらず、彼女は夫にとっての「巫女」なのだという。

「昭恵夫人は『あなたは天命で総理になったんだから』と夫にいう。それは彼を安心させる。一種の暗示。だから昭恵は首相にとっての巫女なんです」(夫妻と親しい友人)

その昭恵夫人の周りを神道関係者やスピリチュアリストたちが二重、三重に取り巻くようになったのが、第2次安倍政権になってからで、16年の主要国サミットを「伊勢神宮のある伊勢で開催しよう」と焚きつけたのも、そのスピリチュアリストや昭恵夫人の進言による。そうと決まった時に彼らは「泣いて喜び」、あるいは「世界の首脳がアマテラスに頭を下げた」と絶賛したのだという。

昭恵が15年ごろに、国産大麻の必要性を訴えるようになったのも、舩井ファミリー系のスピリチュアリストの一人で「国粋主義的な平和活動家」の中山康直の影響である。彼女は彼と一緒に全国の神社巡りをする仲で、彼の著書「奇蹟の大麻草/人類への贈りもの」の「戦前の神国日本は、天皇、国家神道、大麻で守られてきた」という考え方に共鳴したのである。

 

こうしてみると、安倍政権は一面において、神道系を中心とするスピリチュアリストたちが昭恵夫人という巫女を通じて安倍にマインドコントロールを掛けている神懸かり政権だということになる。

だとすると、森友事件がいよいよどん詰まりにきて、安倍が昭恵をどうにも守れなくなった時には、総理の座を捨ててでも彼女を守り切るのか。それとも逆に、全てを昭恵のせいにして自分だけは生き残ろうとする罰当たりの態度をとるのか。その決着の時が迫っている。

 

【ジャーナリスト高野孟プロフィール】

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

 

記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ

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