北方領土の日「わが国固有の領土!島を返せ!」のスローガンを言えず!戸惑う元島民!“売国”安倍首相の無責任外交!世界の安倍・外交の安部が聞いて呆れる!
「北方領土の日」の7日、各地で行われた島の返還を求める集会で起きた“変化”が注目されている。これまで使ってきた「不法占拠」「返せ」などの言葉が消えてしまったのだ。
政府も突然、「我が国固有の領土」という表現を使わなくなった。予算委などで「北方領土は固有の領土か?」と聞かれても、安倍首相は「我が国が主権を有する島々であります」と答えるばかり。絶対に「固有の領土」とは言わない。
国民に何の説明もないまま、政府は北方領土が「我が国固有の領土」という立場・見解を変更したのか。
外務省ロシア課に問い合わせると、「見解は国会でお示ししている通り」で、「法的立場に変わりはない」と言うのだが、やはり「固有の領土」という言葉は頑として使わなかった。
「変わりがないなら、表現を変える必要はないはずです。不法占拠などの言葉を使うとロシアとの交渉に悪影響が出るなどと言われていますが、戦後ずっと交渉をしてきて、その間、政府の立場も表現も一貫していた。安倍首相に合わせて、長年の政府見解を変更してしまうなら、これまでの交渉は何だったのかという話ですよ。4島返還を諦めたとしか思えない突然の方針変更でも、官僚は官邸の方ばかり見て誰も抵抗しなくなり、メディアもあっさり許容してしまう。そこが安倍政権の一番怖いところです。権力者が『2+2=3』と言えば3になり、それがある日突然5になる。今の日本はジョージ・オーウェルの『1984』の世界になっています」(元外務省国際情報局長の孫崎享氏)
8日時点では各省庁のHPに「我が国固有の領土である北方領土に対するロシアによる不法占拠」(外務省)、「先の大戦後、70年以上が経過した今も、なお、ロシアの不法占拠の下に置かれている我が国固有の領土」(内閣府)と記載があるが、そのうち、安倍首相の方針に合わせて、「不法占拠」の文言は消え、「主権を有する島々」と書き換えられるのだろう。プーチンに媚びて長年の政府見解を破棄するのだ。
そこまで来ると、安倍首相に忖度して、「返せ」と言えない集会を開くより、北方領土を「我が国固有の領土」と言えなくなった売国首相に街宣をかける方が先ではないか。
(私見)
威勢のいいことを言い、恰も対ロシア「領土問題」は順調にいっているかの様な発言をくり返してきたが、先般の首相のロシア訪問の後は、さっぱり「我が国固有の領土」と言ういい方が消えて無くなってしまった。しかも何を聞いても、さっぱり真実を伝えようとはしない。対ロシアの最重要事項である、北方4島返還問題で、大きな変更点が出来たなら、国民に明らかにするのが筋である。
振り返ればこの内閣は、口では「真相の究明をする」「2度と斯様な問題を起こさないようにする」「懇切丁寧に説明する」等と言葉上では言うが、全く実行したことがない。本当の事は有耶無耶にし、隠蔽し、挙句改竄し、平気で嘘を付いて糊塗する。こんな無責任で、国民の為に何もしない史上最低・最悪の内閣だ。国民に説明のつかん事態に陥った内閣は、自らの非力を自覚し、辞職するのが筋だ。しかし今の日本は、権力によって、言論の自由は閉ざされ、内閣にとって都合の悪いことは一切報道させない国になってしまった。官僚、司法は人事権を握られ、軍門に下り、日本は既に独裁国家に陥ってしまった。国力も堕ちる一方。基本的人権も制限される方向に一直線である。嘘や隠蔽、改竄で、国民に対して、真実を閉ざすとは、考えられない暴挙である。こんな政権を許してはいけない。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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