焼肉店で頼んで得するメニューは? コスパ重視なら、激安店よりも高級店に行くべき !

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焼肉店で頼んで得するメニューは? コスパ重視なら、激安店よりも高級店に行くべき

 

デフレが進む外食産業の原価にまつわる裏事情をプロが暴露。食材費を抑えつつ、人件費、テナント料などが上乗せされた価格設定のカラクリを明らかにする。食材の純粋な仕入れ値から考える、本当にオーダーして得するメニューはこれだ!

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【焼き肉】

◆仕入れの難しさで決まるコスパ。狙い目は希少部位

 

外食の中でも寿司と並び原価の高いイメージがある焼き肉。一般的に、肉の価格がダイレクトに味と比例する赤身肉は原価を抑えることが難しいとされる。フードジャーナリストのはんつ遠藤氏は、そんな原価抑制が難しい焼き肉の「狙い目は希少部位」と語る。

 

「同じ赤身でもカルビやロースは大量仕入れによって原価率を下げることが可能ですが、希少部位はそうもいきません。チェーン店であってもそれは同様です」

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平均的な焼き肉店の原価率が35%程度といわれるなかで、カイノミやイチボなどの希少部位は70%を超える店も存在するという。では希少部位以外でコスパのいい部位は?

 

「カルビなどと同じくメジャーな部位であるタンも一頭あたりから取れる量に限りがあるので、原価率は高いです。チェーン店でさえタンは、100g当たりの原価は150円くらい。輸入肉のカルビやロースが100g80円以下であることを考えれば、コスパはいいでしょう」

 

では大量仕入れの難しい希少部位や銘柄牛のみを扱う高級店はどのように利益を出しているのか? 外食コンサルタントの菊川義弘氏(仮名)が解説する。

 

「肉をカットする専門技術が要求される部分を除けば、調理らしい調理がないのが焼き肉店の強みです。ほぼバイトで回しても店のクオリティが落ちることはない。原価の高い肉を使っているからといって不当に価格を吊り上げていることはないので、コスパを重視するなら、激安店よりも高級店に行くのが、正解なのです」

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一頭買いでコストカットをする店も増えているが、それでも希少部位は高コスパ。一般的に、タンなどもロースやカルビに比べるとお得

 

大量仕入れができない部位はお得だが、マルチョウなどのメジャー部位は赤身に比べるとコスパでは劣る

 

【はんつ遠藤氏】

フードジャーナリスト。幅広いジャンルのグルメに精通し、『はんつ遠藤のうどんマップ東京・埼玉・神奈川・千葉』(幹書房)など、手掛けた書籍は実に26冊にも

 

【菊川義弘氏(仮名)】

外食コンサルタント。多くの業態の飲食店の立ち上げに携わってきた、外食業界で30年以上働くベテラン。コストを削減しつつ、売り上げを伸ばす手腕には定評あり

 

 

引用・参考元 アメ日刊SPAーバニューズ <2016年11月06日>提供:!

http://news.ameba.jp/20161106-203/

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