光熱費が上がる冬の節電を如何にしたらよいか?家計のプロが教える!上手に節約するお手軽なコツ
師走に入り寒さが本格化してきた。各家庭では、エアコンをはじめコタツ・ヒーターなど暖房器具も活躍し始めているのではないだろうか。「教えて!gooウォッチ」でも「冬の光熱費を上手に節約するお手軽なコツ」で「カーテンの下から冷気が入ってこないよう、ダンボールでバリケード」(nera001さん)や「どてらを羽織る」(RTOさん)など様々な節約術を紹介した。年末年始とお金の出入りが激しい時期、できれば光熱費は上手に節約したい。節約のコツをファイナンシャルプランナーでAll About「家計簿・家計管理」ガイドである二宮清子さんに話を聞いた。
■光熱費をあげてしまうのは……エアコン!?■
光熱費を抑えるには、どうすればよいのだろうか。二宮さんによると「エアコンの電力代が冬の暖房費を膨れ上がらせてしまうのです」とのこと。夏より冬のほうがエアコンの電力は高くついてしまうのだそう。二宮さんにはすぐにできる節約法を教えてくれた。
「まず、エアコンのフィルターの掃除ですね。フィルターをきれいにすることで暖房効率が上がり電力の節約になります。また、カーテンを遮光タイプの厚い生地のものにして外の冷気を遮断して内の空気を逃がさないようにしましょう。そのほかシーリングファンを利用して暖かい空気を部屋にまんべんなくいきわたるようにするのも効果的です」
その他の節約方法は?
「ひざかけや厚手で保湿性の高い服を着て、家族で一緒の部屋で過ごすが暖かくかつ節約して過ごすのにいい」
エアコンを各部屋でつけるより一か所でつけたほうが効率よく、家族一緒に過ごせば家族のコミュニケーションにもよさそうだ。一石二鳥の節約術かもしれない。
■エアコンの買い替え購入のポイント■
この冬エアコンを買い替えることを検討している場合の購入のポイントも教えてもらった。
「エアコンは、部屋のサイズにあったものを選びましょう。たとえば、10畳の部屋に8畳用のエアコンだと電気代が余計にかかってしまうのです。また最近は省エネ効率の高い機種が多くでています。先ほどエアコンのフィルターを掃除する節約技をご紹介しましたが、実は新しいエアコンには自動フィルター掃除機能があるものもあります。掃除の手間が省けてよいですよ。」
エアコン購入前には、使用したい部屋の広さと購入したいエアコンの機能はよくチェックしたほうが賢い買い物ができそうだ。
■固定費の見直しも■
また二宮さんから「固定費の見直しと電力会社の見直しも必要・・・」とアドバイスが。
「電力の自由化が始まっているのでどこの会社がよりよいか比較検討してみるのもよい。また共働きなどで日中ほとんど自宅にはいない場合は深夜電力の活用検討もよいでしょう。深夜電力のプランは、特に冷え込む朝・夜の料金を抑えるのでお得です」
さらに固定費を下げるのにファンヒーターの利用も「1か月の電気代は200円ほどです。プラス灯油代がかかる程度です。灯油の値段も高すぎず安すぎず家計にもやさしい価格です」とのこと。ファンヒーターとエアコンとの併用を考えるのもよいとのこと。さっそく電気料金と電力プランの見直しやファンヒーターの導入を検討してみるのもよいかもしれない。
- 専門家プロフィール:
All About「家計簿・家計管理」ガイド 二宮清子
家庭科教師のときに「家計管理」を生徒に教えていたものの、主婦時代には赤字家計に転落!『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んで、幸せになるため、夢を叶えるためにはお金が大事だと痛感。節約や貯蓄、投資の重要性に目覚め、FPの道に。赤字家計を脱出した自分の体験から、節約や家計簿についてのアイデアを発信している。
記事・動画 引用・参考元 Excite News <教えて!gooウォッチ>
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