北朝鮮の弾道ミサイルに安倍政権! 本気でこんなマニュアルを出しているのか!? 笑っちゃうレベル!?
25日、朝鮮人民軍創建85周年を迎えた北朝鮮。追い詰められつつある金正恩・朝鮮労働党委員長は果たして弾道ミサイル発射や6度目の核実験に踏み切るのか――。世界が固唾をのんで見守る中、安倍首相は24日、トランプ米大統領と今月3回目の電話会談を行い、「全ての選択肢がテーブルの上にあることを言葉と行動で示すトランプ大統領の姿勢を高く評価する」と伝えたという。
「全ての選択肢」には当然、軍事攻撃も入る。つまり、日本も「殺し、殺される戦争」に突入するという可能性が強いということだ。それを安倍首相は「高く評価」とか言っているから正気じゃない。毎日新聞の世論調査では、北朝鮮に対して各国の「外交努力を強める」との回答は64%に上り、「軍事的な圧力を強める」はわずか21%。ANNの調査でも「外交による話し合いが必要」と答えた人の割合が68%だったのに対し、「アメリカによる武力行使が必要」はわずか17%だ。つまり、大多数の国民のホンネは「軍事攻撃はヤメロ」ということだ。それなのに首相自らが先頭に立って戦争を煽りまくっているのだから理解に苦しむ。
大体、安倍首相は「総理大臣はいかなる事態にあっても、国民の命を守る責任がある」なんて威勢のいいことを言っているが、これは眉唾だ。次のマニュアルを見れば理解できる!
「内閣官房国民保護ポータルサイト」の〈弾道ミサイル落下時の行動について〉というコーナーに、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した場合の「退避マニュアル」が載っているのだが、これが余りに酷い内容なのだ。
〈弾道ミサイルは、発射から極めて短時間で着弾します。ミサイルが日本に落下する可能性
がある場合は、Jアラートを活用して、防災行政無線で特別なサイレン音とともにメッセージを流す〉とあり、メッセージが流れた場合、〈直ちに〉取る行動として〈近くのできるだけ頑丈な建物や地下街などに避難する〉〈近くに適当な建物がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守る〉〈できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動する〉なんて書いてあるのだが、あまりに現実離れしている。軍事ジャーナリストの世良光弘氏がこう言う。
発射された北朝鮮の弾道ミサイルが日本に着弾するまで8~10分。発射情報は米軍経由で日本側に届くため、Jアラートが警報を鳴らすのは早くても5分後。つまり、国民が行動する時間は長く見積もっても3分しかありません。内閣府のポータルサイトには避難施設も出ていますが、東京都だけでPDFで60ページ。これでは避難施設を探している間にミサイルが落ちてきますよ。それにサリンやVXガスの場合、空気より比重が重いため、政府の言うとおりに地下街などに逃げ込んだら即アウト。(退避マニュアルは)オソマツ過ぎます」一発落とされれば、瞬時にして、数十万人が命を失う!国民の命をいかなる事態にあっても、守る責任があるというのならば、そういう事態を回避する「外交努力」が必要なのではないか!? 「この道しかない」などといって視界にも入れてないようでは、我々国民は、命が幾つあっても足りない。
記事・画像引用・参照元 日刊ゲンダイ
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