2007年の転落劇とそっくりになって来た!…安倍首相“政権ブン投げ”のXデー
今、政界が固唾をのんで見守っているのが、都議選自民の歴史的大敗によって、安倍首相の体調がどうなるのかだ。既に深夜に医師団を呼ぶほど悪化している。
都議選最終日の街頭演説で浴びた凄まじいヤジは堪えたろうし、党内で安倍降ろしがくすぶれば、ますますストレスが高まる。ストレスが高まると、安倍首相の持病である「潰瘍性大腸炎」は一気に悪化するという。「都議選中に応援に入った演説会で、安倍首相は身ぶり手ぶりを交えてハイテンションでしたが、逆にムリしているように見えました」(自民党関係者)
ストレスといえば、いったん休戦状態に入った加計疑獄の追及も再び強まる。安倍首相は「丁寧に説明する」と繰り返しているが、野党が要求している臨時国会開会を突っぱねれば、ますます国民の政権不信を招く。加計学園の獣医学部開設について認可の是非を文科省の審議会が判断するのは8月末。どちらに転んでも、安倍首相との深い関係が再びクローズアップされるのは間違いない。さらなる世論離れは確実だ。即ち待ち構えているのは、八方塞がりの地獄絵だ。
「今度の都議選は、政権交代につながった09年の38議席を大幅に下回った。世論の自民党に対する厳しさは、あの政権交代時以上だということです」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
安倍官邸が恐れているのは、政治状況が07年とソックリになってきたことだという。止まらない閣僚の失言や不祥事、選挙で大敗、そして支持率が下落。まさに第1次安倍政権が歩んだ転落の軌跡に酷似している。その先にあるのは、政権ブン投げだ。
「安倍首相は遮二無二、憲法改正に突っ走るでしょうが、果たして“公約”にした『臨時国会への提案』を実現させられるのかどうか。自民党内がガタガタしてくれば、まとめるのが難しくなる。加えて、これまでは何を言ってもついてくると甘くみていた公明党との関係に、緊張感が生まれる可能性があり、改憲論議に影を落とすでしょう。改憲が無理だということになれば、安倍首相は一気に気持ちが萎え、18年度予算編成をレガシーに、来年の通常国会前に退陣することもあり得ると思います」(政治評論家・野上忠興氏)
それどころか、ストレス過多で秋の臨時国会中に下痢が止まらず……、なんてこともあるかも知れない。いよいよ安倍政権は末期を迎えた。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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