<都議選>都議会小池色鮮明!自民、下村氏へ怒りと恨み節!混乱の極み!
◇都幹部、都民ファーストの会との今後「どうやったらいい…」◇
自民党の歴史的惨敗と、「都民ファーストの会」の大躍進で終わった東京都議選から一夜明けた3日、各党や都職員には大きな波紋が広がった。自民の当選議員らは政権へ不満を漏らし、都幹部からは127人のうち新人が54人を占めた結果に、今後の議会運営を心配する声が漏れた。
選挙期間中の稲田朋美防衛相の失言や、衆院議員の元秘書への暴言発覚などが逆風となった自民。現有の57議席から30議席以上減らし、当選者は史上最低の23人にとどまった。
「(当選確実の知らせが入っても)万歳はできなかった。自分が当選しても仲間、同志が何人もこういう結果になってしまった……」。当選した自民党のベテラン都議は言葉少なだった。当選した別の都議も「政策や実績を訴えて逃げ切ったが、最後の最後まで本当に苦しかった」と吐露した。
下村博文都連会長ら都連幹部は責任を取って辞任する意向を示しているが、自身も選挙期間中に加計(かけ)学園からの献金疑惑を報じられており、都議たちは「下村氏の責任は大きい」と改めて憤りの声を上げた。
一方、大勝した都民ファーストの当選者たちは、3日朝から街頭に立ち、都民の期待を感じていた。トップ当選を果たした男性は「これがゴールではない。都議会をしっかり変えろ、今までのしがらみをしっかり無くせ、という声が結果につながった。むしろスタートだ」と話した。
政治経験がほとんどない「小池チルドレン」が多数誕生したことについては、都議も都職員も懸念を示す。民進党都議の一人は「しっかりまとまっていけるのか」と、第1党として議会をリードできるのか疑問を呈した。
都職員は、これまで主に自民都議と協議を重ねて政策を実現させてきたが、「情報公開の徹底」を公約にした都民ファーストが、どのような態度を取るのかは不透明。ある都幹部は「都議会への説明や調整はどうやったらいいのか」と頭を抱えた。
公明党は都議会自民と決別し、公認した23人全員が当選したものの、党内には「自民がここまで惨敗すると、国政も含めてどうなるのか」と自公関係の行方を心配する声も聞かれた。自民への逆風をバネに勢力を19議席に拡大した共産党のある都議は、小池百合子知事に対し「都政の闇を作ってきたのは自民と公明。公明と選挙協力して都政改革が本当にできるのか」とくぎを刺した。
記事・画像 引用・参考元 <Yahoo News>【柳澤一男、林田七恵、森健太郎】
画像元 yjimage
コメント