株高「25000円台」でも市場関係者は暴落を危惧! ささやかれる「暴落ジンクス7の悲劇」とは!
株価上昇の勢いが止まらない。日経平均は2日に年初来高値を更新し、ついに2万2500円台へ乗せた。「北朝鮮リスクのほかに悪材料が見当たりません。このまま2万3000円に向けてイケイケ相場が継続する可能性はあるでしょう」(株式評論家の倉多慎之助氏)
日経平均は、この1カ月半あまりで2600円以上も上昇した。さすがに上がり過ぎを心配する声も上がっているが、実のところ過熱感は少ないという。「たとえば日経平均のPERは15倍程度です。NYダウは20倍を超えているので、日本株は割安水準だといえる」(同氏)
NY並みのPER20倍になったら、日経平均は2万9500円だ。3万円も視野に入る。「確かに一部では3万円が囁かれだしました。でも11月に入ってからは、暴落を予感させる『7(セブン)の悲劇』を口にする市場関係者が増えている。株価が高くなればなるほど、下落時の値下がり幅は大きくなりがちです。杞憂に終わればいいが……」(金融関係者)
【暴落を予感させる『7(セブン)の悲劇』】
7の悲劇とは、西暦の末尾「7」の年に、市場を揺るがす危機が起きるというジンクスだ。 1987年はブラックマンデー、97年はアジア通貨危機、07年はリーマン・ショックの引き金を引いたサブプライム・ショックに襲われた。「山一証券の自主廃業も97年です。しかも11月でした。廃業からちょうど20年になるんです。今月は“山一の呪い”も懸念材料でしょう」(証券アナリスト)
大和証券の資料によると、「7」の年の平均騰落率(戦後の日経平均)はマイナス7.5%と最下位だ(トップは「2」の年でプラス27.4%)。 現在(2日時点)までの騰落率は17.9%上昇。仮に、相場ジンクスの「マイナス7.5%」を当てはめると、年末株価は1万7680円となる。
「現状から5000円近く下落することになります。トランプ大統領のアジア歴訪に合わせ、北朝鮮がミサイルを発射する危険性は高まっています。米朝の軍事衝突が起きたら、5000円ぐらいの暴落が起きるということかも知れません」(市場関係者)
11月相場は要警戒だ。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ <view/news>
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