日本版アイヒマン=北村情報官またもや北接触で露呈…安倍首相「日朝首脳会談」への焦り!「(自称)外交の安倍」の実態!
19日、共同通信が報じた「日朝極秘会談」。「官邸のアイヒマン」こと内閣情報調査室トップの北村滋内閣情報官が、“北朝鮮版CIA”と呼ばれる統一戦線部の幹部と接触していたことが分かった。北村情報官が北朝鮮サイドと接触するのは、これが2回目だ。朝鮮半島問題で“カヤの外”に置かれている安倍首相は、相当焦っているという。
共同通信によると、北村情報官は今月6~8日ごろにモンゴルのウランバートルで北の当局者と会談。拉致問題の解決について話し合ったという。 北村情報官は、今年7月中旬にもベトナムで統一戦線部の金聖恵統一戦線策略室長と極秘会談している。これまで「(北との)対話のための対話では意味がない」と主張してきた安倍官邸は、百八十度態度を変えている。
■6カ国協議から外される日も近い■
安倍首相に近い北村情報官が、北朝鮮側と2回も接触しているのは、安倍官邸が「このままでは日本だけが置いてけぼりになる」と焦っているからだ。実際、ロシア、中国、北朝鮮の3カ国は、日本を除いた「5カ国協議」の枠組みを打ち出したばかりである。
加えて、来月6日の米中間選挙の後か、来年には、2回目となる米朝首脳会談が予定されている。ロシアのプーチン大統領と金正恩委員長との会談も10月下旬から11月上旬をメドに調整中だという。つまり、「外交の安倍」だけが、正恩との会談をセッティングできていない状況なのだ。
いまのところ、菅官房長官は、2回目となる極秘会談について、「そうした事実はない」と否定している。外交評論家の天木直人氏がこう言う。
「プーチン大統領と金正恩委員長との会談が取り沙汰される中、安倍首相にとっての最重要課題は、ロシアより早く金委員長との首脳会談を実現することです。日本側から『会いたい』と頼み込んでいるのが現実でしょう。拉致問題の解決よりも、金委員長と会うことが最優先になっているように見える」
しかし、日朝会談を焦れば焦るほど、正恩に足元を見られるだけだ。
「仮に会えたとしても、安倍さんに打つ手はないでしょう。金委員長は日本と対話する用意があると言っていますが、拉致問題については『日本にたくさん譲歩してきた』とも言っている。ただ、手ぶらで帰ってくる訳にはいかないから、朝鮮総連を格上げして、平壌に連絡所を置いて帰ってくるのが関の山。その後は、改めて、2014年のストックホルム合意に基づき、拉致被害者の調査をすることになるのではないか」(天木直人氏)
安倍首相は、「(日朝会談は)拉致問題の解決に資するものでなければいけない」と、口先だけは立派である。いい加減、“やってる感”を出すのを止めて、“本気”を出して拉致問題の解決に取り組むべきだ。
- 日朝会談に北の外務省幹部「安倍政権の姿勢では厳しい」■
今月22日から北朝鮮を訪問していた「福岡県日朝友好協会訪問団」。訪問団の北原守団長が26日、北の外務省幹部が日朝会談の実現について、「安倍政権での姿勢では厳しい」と話したことを明らかにした。会談の開催条件などについては、話されなかったという。
安倍官邸は、内閣情報調査室の北村滋内閣情報官を通じ、水面下で日朝会談の早期開催を模索している。しかし、北側から「厳しい」と言われたことで、安倍外交のアプローチがフラれてしまった。安倍政権で拉致問題を解決するのは、やっぱり無理だ。
【私見】
総理大臣に就任して、延べ7年も経つのに、未だに会談1つさえ、設営できない惨状!今頃焦って接触も持っても、足元を見られる丈しかない。「外交の安倍」は、自称であり、その実態は、悉くうまくいかず、国勢は堕ちる一方である。「国難」と叫ぶが、当のご本人が「国難(の演出者)」なんだから、世話がない。一刻も早く辞任するのが国難から脱出する近道である!
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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