M4~5級が異例頻発…南海トラフ地震!現実味増す!「1~2年後」と専門家の予測!
不気味なデータである。12月に入って南海トラフ関連とみられる地震が頻発している。
政府の中央防災会議は約2年半の議論を経てようやく、南海トラフ地震の大ざっぱな防災対応策を11日、取りまとめた。報告書を年内にも政府に提出する。しかし、のんびり議論している場合じゃないのではないか。
南海トラフは、駿河湾(静岡県)から日向灘沖(宮崎県)までのフィリピン海プレートとユーラシアプレートが接する海溝だ。100~150年間隔で巨大地震が発生しているが、最後に起きた昭和東南海地震(1944年)と昭和南海地震(1946年)からすでに70年以上経過。いつ起こってもおかしくない。
政府は、南海トラフ地震について、今後30年以内にM8~9クラスの地震が70~80%の確率で発生し、最大32万人の死者が出ると想定。これまでは地震が起きてからの事後対応だけだったが、今回の対応策では、今までにない発生前の避難などを打ち出した。南海トラフ沿いで大地震が起きる“虞”が高まった場合に、国の号令で自治体や企業、住民が事前に検討しておいた防災対応を一斉に実施するとしたのだ。
■東京五輪や大阪万博にも影響大■
虞の段階での事前対応は一歩前進なのだが、別表のように半月でこれだけ頻発していると、30年以内という悠長なことでいいのかと不安になる。
■立命館大学環太平洋文明研究センター高橋学氏(災害リスクマネジメント)の見解■
「私は、M8~9クラスの南海トラフ地震が1~2年後に起こるとみています。今月の地震の中でも特に注目すべきは、房総半島南方沖、東海道南方沖、三重県南東沖で発生したM4~5クラスの地震です。これらは南海トラフが直接動いた揺れです。1927年からのデータを見る限り、この規模で、南海トラフの直接的な地震が、僅か1週間程度の間に3回も起きることはなかった。いよいよ南海トラフそのものが動き出したのです」
■1~2年後に南海トラフ地震が起きたらどうなるのか■
「フィリピン海プレートは相模湾までカバーしているため、首都圏も大きく揺れ、時期によっては2020年の東京五輪に影響が出ます。また、直撃する大阪は、揺れに加えて、津波で繁華街はすべて水没します。25年は復興万博になるのではないか。中央防災会議の議論を拝見しても、南海トラフ地震が直近のことという切迫感がない。困ったことです」(高橋学教授)
各自が切迫感を持って地震に備えるしかない。政府お得意の「自己責任」である!
(私見)
やれ!オリンピックだ!万博だ!と、燥いでいるが、今の日本の現状では、成り行きによっては、開催どころの話ではないのではないか!? それに「アンダーコントロール」出来ている筈の「フクイチ」の問題も、甲状せんがんの多発にもみられるように、全然コントロールされていない状況も表面化している。いま日本は外から人々を呼び寄せる環境にないのではないか!?
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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