14年4月末WHOが「世界中で強力な抗生物質でさえ効かない耐性菌」が蔓延していると警告を発した。114ヶ国のデータを集め解析した結果の発表です。日本や英国のなど10ヶ国の淋病患者、アフリカなどの、肺炎桿菌患者に、抗生物質を投与しても効果がなかった。原因は抗生物質の過剰投与や、薬剤の誤使用の結果と思われるとのこと。だったら「おいらは大丈夫!」と即断するかも知れないが、「おっと!どっこい!物事はそうは簡単にいかないのです。
実は「食肉から摂取される耐性菌」というのがあるというのを忘れてはイケません。 NOP法人「食品と暮らしの安全基準」の代表理事小若順一氏は、その危険性をこう指摘する。「日本や中国、米国では、牛や豚などの家畜や、鰤や鯛などの養殖も、生産性の観点から、先ず「薬漬け」にします! 万が一菌など増殖して、家畜や魚が全滅でもしようものなら、「お金の元」が滅くなってしまって「大損をしてしまう」から、将来の菌の発生などを待たずに抗生物質などを撒いてしまいます!
一方抗生物質によって、家畜は浮腫んで大きくなるので、早く市場に出す事が出来るのです。序に言うと、もう一方で「ホルモン剤」などを投与して、こっちの方からも生育を早めよます。 「自然に任せて、放牧して、自然な形で牛を育てましょ!」なんて悠長なことなどやってられないんです!
そうやって家畜にも「耐性菌」が出来るのですが、厄介なのは、食(魚)肉の耐性菌は、直ぐにヒトの遺伝子に入り込んでしまう点にあります。其の為、ヒトの「治療の為に使われている抗生物質」だけではなく、馬・豚・鶏・魚などの「養殖に使われる抗生物質」も使用量を把握し、規制していく必要性があるという事になる。12年前に家畜の抗生物質も調査し、順天堂大学の平松啓一教授が、「耐性菌で亡くなる日本人は年間2万人居ると試算していると発表した。その後は特に同種の調査は行われていないが、益々増えているだろうと推定されている。日本では何らの規制も掛けられておりません!
もう避けられないという様な状況ですが、事実は事実として知って居るべきだと思います。「自分の健康は自分で守れ!」と言っている所以です!
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