<千島海溝沿いを震源とする超巨大地震予測>防災関係者決意新た! 具体性欠き戸惑いも!

危機管理

<千島海溝沿いを震源とする超巨大地震予測>防災関係者決意新た! 具体性欠き戸惑いも!

 

 

千島海溝沿いを震源とするマグニチュード(M)9級の超巨大地震。30年以内に最大40%の確率で起きる可能性があるとする政府の地震調査委員会の長期評価が、19日公表された。「危機感を持って備えなければ」。北海道東の太平洋側は何度も大きな地震に見舞われ住民の防災意識は高いとされるが、今回は「切迫性が高い」と厳重な警戒を呼びかける内容だけに、地域の防災関係者は津波想定や厳冬期対策など、山積する課題への取り組みを急ぐ。【本間浩昭、平山公崇】

 

■根室市■

 

◇具体性欠き戸惑いも◇

 

今回の長期評価について、根室市の防災担当者は「以前から500年周期といわれる巨大地震が想定されていた」と冷静に受け止めた。一方で地震モデルや津波の浸水想定など具体的なものが示されず「まだ動きがとれない」と戸惑う。

 

同市は2010年、12年とハザードマップを作成して全戸に配布、防災出前授業や講演会、地域防災訓練などを重ねてきた。

市が今年3月に市内900世帯を対象に行った防災アンケートでは、これまでの災害について地震で24%、津波では26%が市指定避難所か町会会館に避難したと回答。親類、知人宅などへの避難を含めると「少しずつではあるが意識は高まっている」(防災担当)とみる。

 

私立睦の園幼稚園(園児数72人)は08年から毎月、防災訓練を実施。今月13日には職員が近くにいないときの地震を想定した訓練をした。平賀ひさ子園長は「年長の子が年少や年中の子の手を引っ張って避難させていた。とっさの判断を体で覚えさせるには、繰り返しやることが重要だ」と力を込める。

さらに年1回、降雪や凍結路面という厳冬期の悪条件の中での避難訓練を重ねる。ただ親や地域の人たちにも参加を呼びかけているものの、多い年で10人程度。平賀園長は「まだまだ大人は意識が低い」と話した。

 

■浜中町■

 

◇M8級70%に切迫感◇

 

1952年の十勝沖地震や60年のチリ沖地震など、繰り返し大きな津波被害を受けてきた道東の浜中町。防潮堤設置などの防災対策に力を入れてきた。

 

地震調査委は2004年、根室沖地震の想定規模を、それまでのM7.7程度からM7.9程度に見直した。さらに東日本大震災後の12年6月、道の専門委は浜中町への津波高を、国内最大の34.6メートルと想定した。

こうした流れを受け、町は地域防災計画を改定。地震の際の即時避難を徹底し、避難場所の標高については地区ごとの最大想定津波高より高い場所に設定するなどしてきた。

 

町防災対策室の小原康夫室長は今回の地震調査委の公表について「地震の規模については、04年に見直された想定規模と大きな違いを感じない。ただ、30年のうちにM8級地震の発生する確率が70%というのは切迫しており、危機感を持って対策に努めたい」と話す。

 

現在の役場庁舎は海抜2.9メートルの津波浸水区域内にあることから標高約40メートルの高台に移転を目指しており、19年度に着工し21年度に供用開始を予定している。

 

記事・画像 引用・参考元 Yahoo News <毎日新聞>

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171220-00000014-mai-soci

画像元 yjimage

https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&gdr=1&p=千島海溝沿いを震源とする超巨大地震+++++

 

 

 

 

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