【さくら紀行】幽篁山廣正寺(須坂市野辺町)今年も立派に咲いたエドヒガン桜!須坂に2本しかないエドヒガン桜!
☝ 昨年の画像です!
須坂市野辺の幽篁山廣正寺の桜はエドヒガン桜で、市内には2本しかないという珍しい桜です。その立派さ・美しさに圧倒され毎年見に行っている桜です。今年は異例ともいえる早さで、長野市城山の標準木の開花宣言があり、僅か2日後に、須坂の主要桜が、一斉に満開状態になってしまった。また間の悪い事に、2・3日後天候が優れず、結構な量の雨と、暴風に見舞われ、さくら紀行もいきなり躓いてしまった。そんな訳で、廣正寺に行ってみたはいいが、1/3方葉桜状態だった。非常に残念だった。
☝今年は時機を逸して斯くの如き画像になってしまいました!
廣正寺は、慶長年間(1596~1614)に下八町の大廣院開基大峡但馬守廣綱の次男である大峡兵左衛門廣正が創立し、父の分骨を収めて石碑を建てたとされる。当初は真言宗の寺でした。その後寛文12年(1672)に清和源氏の系統・小笠原長清を元祖とし、信濃国守でもあった小笠原氏一族の小笠原貞朝の次男で古里駒沢城主となって駒沢姓を名乗った貞季の子孫某が、大廣院五世暾補和尚の法弟となり、暾補和尚によって廣正寺(こうしょうじ)を曹洞宗の寺として開山し、山号を幽篁山(ゆうこうさん)とした。貞季は眞叟寺・如法寺などの開基でもあり、貞季の位牌が法堂の位牌堂の奥に祀られています。(野辺町区誌より)
3・.4年前の市報の名所案内で、このエドヒガン桜の紹介記事を見た時に、その立派さが心に残り、「行ってみよう!」と思いたって出掛けたのが最初です。本堂と、十全堂しかないこじんまりとしたお寺ですが、このお寺の魅力は、何といっても入口の左手にある、お寺の規模とは不似合いな程大きいエドヒガン桜です。
【エドヒガン桜】
エドヒガンは落葉高木であり、樹高はおおよそ15m-25m。葉は楕円形で長辺が5-10cm。名前の通り春の彼岸ごろに花を咲かせる。ソメイヨシノより早く花が着き始める。花は薄紅色から白で花弁は5枚で一重。萼の付け根が丸く膨らんでいるため見分けやすい。葉より先に花が咲き、咲きはじめは他種に比べると一週間から十日ほど早い。ヤマザクラと共にサクラの中では非常に長寿の種であることが知られており、樹齢2000年を超えるといわれる神代桜や樹齢1500年を超える淡墨桜、樹齢1000年と言われる樽見の大桜、その他にも樹齢300年を越える石割桜などが有名である。花が多く咲く特性から多くの品種の母種として使われている。また、ソメイヨシノの片親としても知られている。須坂では廣正寺と延命地蔵(豊丘)のエドヒガン桜が2本しかなく、いずれも須坂市指定天然記念物となっている。廣正寺のエドヒガン桜は、樹高20m、幹回り4m、樹齢300年前後の銘木である。
☝ 「オーッ 悩み多き人生」
参考
ウイキペディア
須坂市野辺地区誌
画像 オリジナル
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