[山はいいね!] 今まで何度も書いてきましたが、改めて北信五岳をご紹介! 

何度も書いてきましたが、改めて北信五岳をご紹介!

信濃(または信州)の国は、4ブロックに分けて、北・東・中・南と振って、下に信(州・濃)を付けて、それぞれの地区を呼びます。東信と言えば、県東部=上田を中心にした一帯を言います。さて北信とは、県都長野市を中心とした県の北部エリアのことを指します。


さてその北信に「北信五岳」と呼ばれる五つの山(群)があります。それは戸隠、飯綱(いいずな)、黒姫、妙高、斑尾(まだらお)を指して北信五岳と言います。ここに住んでいる人は、余りにも当たり前すぎて、特に関心を示さないように見受けられますが、小生は、50余年も故郷を留守にしたせいか、その端正な山容に関心を持ち、とても気に入っています。

長野電鉄は北アルプスから北信濃の山々まで広く望むことのできる望岳路線です。
長野市辺りだと、飯綱山に余りにも近すぎて、全貌を見ることが出来ませんが、千曲川を超えて、須坂市に入り、終点湯田中駅までは、丁度五岳に対して、相対する位置になるので、左側の車窓からは、五岳の姿の変化を楽しめます。


どの場所からも最も東北側に見える山が斑尾山です。 五岳の中で最も低い山ですが、距離的に近い北部では視覚的な高さは他の山にひけを取らなく見えます。妙高山は五岳の中で最も高い山ですが、北信五岳と言いながら実は長野県の山ではありません。 新潟県の山です。新潟で火打山、焼山と共に、頚城三山に数えられる名山です。 黒姫山は別名信濃富士とも呼ばれ、黒姫伝説のある山です。飯綱山は善光寺平の最も広い範囲から見える山です。霊前寺山と2つのピークがあります。戸隠山は場所によっては、飯綱山に隠れて見えませんが、広義の戸隠山は西岳から高妻山にまで屏風のように連なる広い範囲を指します。 一般に「北信五岳」と言う場合、高妻山は戸隠山に含まれます。


小生が最初に五岳を意識した時に一番印象に残って居るのは、「妙高山」でした。丁度須坂の日野辺りからみると、峯が大きく割れていて、鰐が上を向いて、口を開いているような奇観だったので、印象というよりは「ショック」を感じたのだと思います。小学校に入る前でした。


信州は故郷という事もあるのでしょうが、少々嫌な気分の時も、畑にでも出て、四方に連なる山々を見るだけでも気が安らぎます。松本に赴任していた際、大阪の連中を信州に招いて、峰の原高原から、西方向の山々を見せたら、北信五岳の美しさや、その背景に、折れ線グラフの様に連なる北アルプスを見て「キャッキャ!キャッキャ!」と喜んでいたのを思い出します。

前にも書きましたが、北信五岳は、須坂市辺りから見るのが、一番美しく見えると思います。北信五岳が群として、余計な山(!?)も入らずに秀麗な山容を見ることが出来ます。特に夕焼けの北信五岳[とその背景の北アルプス]は感動ものだと思います。

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