脳梗塞の最新治療法を全国へ=普及目指し取り組み―学会
脳梗塞の最新治療法「血栓回収療法」を全国で受けられる体制を実現しようと、日本脳神経血管内治療学会は25日、普及に関する学会宣言を発表した。治療ができないエリアの調査と公表▽有効性の啓発▽実践の支援―の3項目を重点に掲げ、全国で治療に関する講座の開催や、医療機関と医療機器メーカーの橋渡しなどに取り組む。
血栓回収療法は、脳梗塞の原因となる脳血管内の詰まりを細い管を使って取り除く。血栓を溶かす点滴薬を用いる従来の治療法に比べ、血管を開通させやすく、重症例の改善が期待できるという。
一方で、血栓回収療法の専門医は主要都市に集中しており、殆どの都道府県で全域をカバーできていない。医療機関と自治体の連携不足などが主な原因という。
同学会の吉村紳一会長(兵庫医科大教授)は神戸市で開かれた総会後に取材に応じ、「日本の脳梗塞医療は十分ではない。一人でも多くの患者に有効な治療法を届け、命を救いたい」と訴えた。
引用・参考元 ヤフーニュース<時事通信 11/25(金)>配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161125-00000164-jij-sctch
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