身体を動かし、会話をすることが、長生きの秘訣だ! 後半臥竜山興國寺について!
昨日、昔お世話になった婆様と、家の前で偶然出会った。ベビーカー(!?)を押しながら<捕まり乍ら>歩いてきた。「やあ!やあ!お婆ちゃん!元気で居なったかい!?」と声を掛けた。「あんたこそ元気で居なったかい!?」そこで暫く立ちばなし! この婆さん!私の子供のころから、よく知っていて、(当時はそういう人が多かったが)他人の子供でも、大いに叱ってくれた人である。したがって未だに頭が上がらない。
「お幾つになられたい!?」 「95だよ!」 「へー!?そんなになりなさるんかい!? お元気だねえ!」 今も「(特段)用事もなかったが、ここら辺ずっと歩いて来た」という事だった。「この年になると、家の中に引っ込んじゃう人多いけど、それじゃダメだよ! ますます老けちゃうよ!」 それで今もこうやって歩いているのか! 「近頃は車という便利なものがあるから、若いもんは何でも車で用を済ますから、体の為には、よくないねえ!」 将に然り。
「あんたも歩かなきゃダメだに!」 「へ・へーい!心掛けておきます!」 確かに私の歳になると、歩かないと筋肉が1%(!?)落ちていくとか聞いたことがある。筋肉が落ちれば、体温も上がりにくくなる。血の巡りも悪くなる。益々健康に障ることと相成る。確かに1日家の中で仕事をする時などは、1歩も外に出ない時さえある。
そんな日もあるから、買い物などの時は、出来るだけ、歩いて行くようにしている。高々往復2000歩だが、結構汗もかく。気分も爽快である。
聞けば旦那は、去年亡くなって、来月で1周忌だという。「ありゃあ! 知んなかった!」不義理をお詫びした。近々お邪魔してお線香を上げに行かなくてはいけない。 爺様は97歳だったそうだ! 「(年を取ってくると)同級生や、知り合いが)どんどん居なくなって寂しいなあ!」と常々言っていたそうだ。年を取るとはそういう事なんだなあ!とつくづく思う。
「それにな!出来るだけ人と逢って、話をしなくちゃダメだに!」 私も長野へは、単身で来ているので、休日などは、下手をすれば、1日誰とも会わないで過ぎてしまうことも多い。したがって会話がない。隣に73歳の、これまた単身暮らしのトッツアンが居る。≪うちの駐車場に面した≫窓越しに話をするのだが、近頃までは、寒かったので、(話をしていても)長くは続かない!精々2.3分。下手をすれば窓も開けないで、一言二言声を掛けて済んでしまう。 また部屋に居るときは、TVなどを付けっ放しにして、書類などを作ることも多いが、TVの会話などに、思わず返事をしたり、声を掛けてしまうことがある。
人と逢い話をするという事は確かにいいことだ! 結構頭を回転させなくてはいけないし、記憶を辿らねばなくてはいけない場面もある! 脳の活性にも、ストレスの解消にも繋がる。人間は1人で、孤立しては生きていけないと言われるがまさしくそうだ!
しかしこの婆様、散歩(足取り)も、会話も達者で、しっかりしていて、20余りも若い小生なんかより、数段若さ溢れている! 信州人はもともと理屈っぽいと言われているが、日がな、お茶を嗜み、家の前を歩く人を呼び入れ、漬物などをお茶受けにして、世間話(だけでなく、時には小難しい話なども)をしているのである。≪信州人は1日に7.8回もお茶を飲む!その度に人を招き入れては話をするから鍛えられる??≫小生信州人ではあるが、お茶など滅多に飲まないので、したがって人を寄せて話すことなどもない。したがってその1点でさえ、婆様には敵わない。
95歳にして、体を思い、労わり、億劫がらずに、外へ出て、歩き、人と逢えば、いろいろ話をする。小生なんかは、今までの不摂生が祟り、とても90歳台までは生きられないが、なお矍鑠として、淀みなく会話をする婆様にいたく感心もし、尊敬もした!斯くありたいと思った。
【その婆様と2日後臥竜山興國寺で偶然逢った!】長くなるが興國寺に付いて画像添付致します!
PS この2日後に、暖かい日和だったので、興国寺の「臥竜梅(市天然記念物指定)」が咲いているかも知れないと思って、撮影を兼ねて、花見としゃれこんだ! 山門を入って、7.80m先に、その臥竜梅があるのだが、其のところに、女の人の2連れが居た。撮影をしながら、梅の方に寄っていったら、其のうちの1人が、何と上記に書いた95歳の婆様だった。こっちから声を掛けたのだが、婆様も小生だと気が付いて、「〇▽ちゃんじゃねえかや!?」←動画には音声が入っているから〇▽などと書いても意味が無いけれど!)と言葉を返された!
(小生既に70歳一歩手前だが、未だに、ちゃん呼ばわりである!・・・如何に婆様には頭が上がらんか解ろうというものだ!はっはっは!)婆様から見れば、未だに子ども扱いである。動画を見て、この婆様の言葉の遣り取りを聞いてください! この婆様95歳ダッセ! 「たまげるだねかい!?←敢えて方言を多用!「極力外に出て、人と喋る!」と仰るだけあって、それを実践しているなあ!と思った次第!
☟ 臥竜山興国寺 市指定天然記念物 臥竜梅3分咲き!
小生はとても95までは生きられそうもないが、精々婆様の様に矍鑠として、話も淀みなく話せるようでありたい。当日までそんな調子で居て、[寝たきりではなく]逝くときは「コロリ!」と行きたいものである!信州では、「ピンピンコロリ!という言い方をよくする!おまけに佐久市には、ピンピンコロリ地蔵様までいらして、巣鴨の地蔵様ではないが、特に婆様に人気があるようだ。
☝ 佐久市のピンコロ地蔵
☝ 婆様達には絶大な人気
寺を出るとき、2人連れは未だ境内におったので、「動画撮ったのでYTに投稿するぞ!」と話したら、(意味が解ったかどうか?だが) 「老い先も長くないから、好きな様におやり!」とさらりと言って戴いた! 「長生きも芸の内」といった大師匠(=志ん生)もいたが、この婆様の堂々とした生きざまに敬意を表したい!お達者で!
コメント