政治家の人間像は、中々伝わってこないが、日本では報じられない「プーチンの知られざる真実」5選 ― 特殊な歩行法の謎からコンプレックスまで
今月15日、ロシアのプーチン大統領が6度目の来日を果たした。僅か2日間の日程ではあるが、何といっても今回の焦点は、70年以上にわたり進展が見られない北方領土問題を含む平和条約交渉に何らかの前進が見られるのか、という点に尽きるだろう。各地は和やかな歓迎ムードに包まれている様だが、プーチンの“したたかさ”を見くびるべきではない。
近年、急激に中央集権体制と独裁色を強め、覇権主義へと傾くロシアを統率する中心人物が、プーチンその人である。日本文化に理解を示し、柔道は黒帯、動物(秋田犬を含む)が大好き……など、日本人にとっては好感できる要素が数多く報じられるが、この男にそこまで心を許してよいものか。何しろ、旧ソ連におけるスパイ活動・破壊工作・国民監視などを一手に引き受けていた悪名高きKGBの出身である。決して一筋縄ではいかないことは一目瞭然だ。攻略する為には、この男の「底知れぬ奥深さ」を少しでも理解し、彼のあらゆる言動の裏にある“真意”を読み取ろうとする試みが必要不可欠だろう。そこで今回は、まだ日本でほとんど報じられていない、プーチンの知られざる側面を5つ厳選してお伝えしよう。
■知られざる側面1: プーチンはピアノと歌が上手■
ロシアの実質的国営メディア、「RT(ロシア・トゥデイ)」が報じた恐るべき映像をご覧いただこう。これは、一時プーチンが首相の座に退いていた(とはいえ実質的な最高権力者だった)2010年に開催されたチャリティー・イベントでの一幕である。
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大勢の来場者を前に、冒頭からプーチンは圧倒的なソロ・ピアノを披露。会場は一気に感動の嵐に包まれた。しかも、そこから間髪入れずに立ち上がると、次はバックバンドを従えて魅惑の中音ボイスを披露。ファッツ・ドミノの名曲「Blueberry Hill」を英語で、完璧に歌いこなすのだった。来場者はみな一様に立ち上がり、歓声を上げる。プーチンのカリスマ性と多才さ、そして並外れた人心掌握術をひしひしと感じさせる光景である。しかし、忘れてはいけない。たとえ彼が笑顔を見せても、それは決して心の奥底からの微笑みなどではないのだ。
■知られざる側面2: プーチンの笑いのツボは凡人と異なる■
前項において、プーチンは心の奥底から笑わないと述べた。しかし、彼もまた人の子である。予期せぬ形で、笑いがこみ上げてきてしまう時があるものだ。では、その決定的瞬間をご覧いただこう。
この日、ジャーナリストのインタビューに応じていたプーチン。「NATOは、自らのミサイル迎撃システムについて、対ロシア用ではなく対イラン用なのだと言っていますが……」と、ジャーナリストが深刻な面持ちで尋ねた時のことだった。凡人であればとても笑えるような話題ではないが、プーチンは突然の大爆笑。まるで、勝ち誇った魔王のような笑い声を上げながら「キミ、本当に笑わせてくれるね。もう普段なら寝ている時間なんだが、笑いが止まらないじゃないか。今日は家に帰ってからも、思い出して吹き出してしまいそうだ」と言い放つのだった。バカバカしすぎる質問であるとして一笑に付された形のジャーナリストは、完全に敗者の顔。ぐうの音も出ない。プーチンにとって心の底から笑える瞬間、それは目の前の人間が「自らよりも劣る」と感じられた時なのだ。
■知られざる側面3: プーチンはいつでも銃を撃てるように歩く■
プーチンの歩き方が、常人とは大きく異なることをご存じだろうか。右腕の振りが、左腕の振りよりも明らかに小さいのだ。昨年末、この謎についてオランダの大学教授が分析したところ、衝撃の事実が判明する。なんとプーチンの歩き方は、KGBの工作員時代に徹底して叩き込まれた“銃を素早く抜くための”歩き方だったのだ。この「スパイ歩き」とでもいうべき歩行法は、かつてKGBが実際に用いた訓練マニュアルに掲載されており、多数の元工作員たちが同様の歩き方を続けていることも確認されている。要するにプーチンは、ロシアの最高権力者となった現在に至っても「自らの身は自ら守る」という意識を持ち、日々実践している。これは翻って、彼が決して誰にも心を許してはいないことを意味しているのだ。
■知られざる側面4: プーチンにもコンプレックスはある■
柔道・空手ともに八段、スナイパーライフルの扱いもお手のもの、バタフライで川を泳ぎ、巨大なハーレーやF1マシンさえも乗りこなす……と、現代最強のタフガイぶりを世界に発信し続けるプーチン。しかし、泣く子も黙る最強の男にも劣等感やコンプレックスがあるという。それは――身長だ。 実は、プーチンの強権的な政治姿勢は、「ナポレオン・コンプレックス」によるものではないかとの指摘がある。これは、身長の低い男性がその劣等感から周囲に対して高圧的になったり、虚勢を張る傾向にあることを皮肉った言葉であり、背が低かったフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトにちなむものだ。現在、プーチンがボディガードを含めて周囲を自分よりも低い身長の人物で固めていたり、彼と写真に映る女性は、ハイヒールを履かないことが暗黙の了解になっているなどの事実が判明している。また、プーチンの身長は公称170cmだが、実際はそれよりも低い163~168センチだとする噂もある。
自らの努力や才能だけではどうすることもできない身長という難題に、プーチンも人知れず苛まれている可能性は高そうだ。程度はわからないが、もしもプーチンが側近選びの際に身長という要素を重視しているならば、現在のロシアが抱える意外な弱点といえるかもしれない。
■知られざる側面5: プーチンは吸血鬼? 襲名されている?■
昨年末にトカナが日本で初めて紹介し、各界に激震が走った話ではあるが、海外の陰謀論者の間では、プーチンとは特定の男ではなく単なる“役名”にすぎず、代々襲名されているという説が広まりつつある。約100年前から、ロシア各地で撮影された数々の写真にプーチンの姿があり、かつ現在のプーチンも、日時によって顔や耳の形に相違が認められるためだ。また、ロシアにおける歴代最高権力者には、例外なく影武者がいたとの指摘もある。
さらに、かつてルーマニア南部に存在したワラキア公国の君主ヴラド3世は、残虐さと冷酷さで知られ、ドラキュラ伯爵のモデルにもなった人物だが、彼こそがプーチンではないかという説も存在する。統治姿勢もプーチンと重なるが、なによりもヴラド(Vlad)という名前が、ウラジーミル(Vladimir)・プーチンと奇妙なリンクを見せるというのだ。吸血鬼がみな、とてつもなく長寿であることは、ご存じの通りである。
さて、あなたにもプーチンの「底知れぬ奥深さ」の一端が、おわかりいただけるだろうか。この謎に包まれた男は、まだまだ多くの闇を抱えている。プーチンとは何者であり、どのような思考の持ち主なのか――? 北方領土の返還と平和条約の締結を本気で目指すならば、まずは今回取り上げたような事項について、一つひとつ精査・分析していく作業が必須となるだろう。
翻って我が国の総理はどうか!? いろいろ取り沙汰されている様だが、プーチンに比べて、聊かスケールが小さい気もしないではないが、世界の首脳は、とてもビッグで、個性的なものが多い。こういう人物を相手に、丁々発止に交渉するのは、さぞかし大変だろうが精々お力を発揮し日本のために頑張って戴きたい!
記事・画像 引用・参考元 Excite News <Tocana>
※画像は、プーチン大統領 「Wikipedia」より引用
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