これでいいのか!年末風物詩、受難の時代=除夜の鐘に苦情、餅つき中止―「共同体弱まる」懸念も!クレームの付けどころが違うのではないか!?

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これでいいのか!年末風物詩、受難の時代=除夜の鐘に苦情、餅つき中止―「共同体弱まる」懸念も!クレームの付けどころが違うのではないか!?

 

年末の風物詩となっている除夜の鐘や餅つきが、騒音を訴える苦情や流行するノロウイルス感染への不安から中止される例が相次いでいる。

伝統文化として継続を願う声も多く、専門家は「共同体の足腰が弱るのでは」と懸念している。

 

大みそかの深夜、人間の煩悩の数とされる108回打ち鳴らされる除夜の鐘。東京都小金井市の千手院では、敷地内の保育園の建て替えで釣り鐘の場所を移したところ苦情が相次ぎ、2012年に中止を決めた。住職の足利正尊さん(41)は「園児の情操教育にも良いと思っていたが、住民の声は無視できない。悲しいね」と声を落とした。

 

静岡県牧之原市の大澤寺も同様の理由で12年間やめていたが、夕方に終わるよう時間を早めた「除夕の鐘」としておととし再開。住職の今井一光さん(58)は「苦肉の策だが、参拝客も増えてかえってよかった」と前向きだ。群馬県桐生市や三重県亀山市にも、昼間に行っている寺がある。

 

鏡餅などを作るために行う餅つきも中止が相次ぐ。食中毒対策で手袋を着用するなどの動きは以前からあったが、流行するノロウイルスへの懸念が拍車を掛けた形だ。 川崎市の武蔵小杉駅前通り商店街は、20年前から続く餅つき大会を今年は中止した。事務局を務める荒川陽子さん(39)は「衛生対策が間に合わなかった。みんな楽しみにしていたが止むを得ない」と残念がる。

子供たちの体験にとどめ、ついた餅をその場で食べない所も。東京都町田市の小川自治会では、昨年からつきたてを「きな粉餅」などにせず、持ち帰って加熱して食べるよう呼び掛けている。

 

甲府市の武田神社でも今月27日、神前に供えるために餅つきをしたが、参拝客に振る舞うのをやめ、神職もマスクや手袋を着用した。権禰宜(ごんねぎ)の関宣隆さん(54)は「これまでのようにできないのは残念。神事なので、できるだけ変えずに対策を取った」と説明した。

日本文化に詳しい東京大大学院教授のロバート・キャンベルさんは、「餅つきも除夜の鐘も生きるために不可欠ではないが、潤いのある豊かな生活を支えている。中止する前にできることを考えるべきだ。鐘の音が届く範囲には、何かあったときに支え合う緩やかな共同体がある。止める事でその足腰が弱くなるのではないか」と話した。

何か大事なものを無くしているのではないかと思わざるを得ない。

 

引用・参考元 ヤフーニュース < 時事通信 >

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161230-00000048-jij-soci

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