今年都議会はどう動くか!?小池新党“40人擁立”にはリアリテイがあるか!? 狙いは都議会自民の分裂加速か!?
「小池知事、都議選に30人超」「自民へ“刺客” 新党準備」――と、産経新聞が元日の1面トップで報じたことで、都議会自民党に衝撃が走っている。朝日新聞も1月3日に、「小池氏 40人規模擁立へ」と大々的に伝えている。朝日によると、全42選挙区に近い40人規模の擁立を考えているという。
しかし、本当に「小池新党」は40人も擁立できるのか、疑問の声が上がっている。
「40人の擁立はどう考えても現実的ではない。ヒトとカネの工面が難しいからです。新党を結成するには最低5億円は必要とされています。何より40人の擁立は容易じゃない。もちろん、案山子でもOKなら明日にでも集められるでしょうが、当選する可能性のある候補者を40人も探すのは容易ではない。都議選は投票率が低い上、地元密着型なので、地盤がないと当選は難しい。日本新党が93年に都議選に挑んだ時も、20人しか当選させられなかった。本当に40人も擁立できるのか疑問です」(都庁事情通)
■朝日、産経の2つの記事は、小池知事周辺が意図的にリークした可能性がある!?■
【小池都知事サイドの狙いは、都議会自民党を分裂させることだという】
「小池都知事にとって最良のシナリオは、都議会自民党が分裂し、党を離れた都議が“小池新党”から出馬することです。地盤のある現職都議なら当選させやすく、カネもかからない。同時に、都議会ドンの内田茂都議が牛耳る自民党をより少数に追い込める。恐らく小池サイドは、“自民へ刺客”“40人擁立”と大手メディアが報じれば、選挙に弱い自民党都議が不安に駆られ、“自民党にいたら落選する”“刺客を立てられる前に小池新党に加わろう”と動きだすと計算した筈です。既に昨年末、自民党都議3人が自民党会派を離脱している。分裂の動きが加速する可能性があります」(都政関係者)
7月の都議選まで、まだ半年以上。都民と無関係に〈小池知事VS自民〉の戦いが勃発している。
都知事が「都議会の改革」を真に志向すれば、必然的に安倍政権とぶつかる宿命にある筈だ。何故ならば、現在における「政治的課題」は、ある意味「安倍政権」に原因があるとの見立ても出来る。しかし実際問題として、都知事は自民党に籍を置いた儘だ。であるからして、都知事の構想では、あくまでも自民党内における「改革」という方向性を探るのではないか!? その方向と「都民ファースト」は、矛盾を生じる可能性もあり得るのという見方もある。その時都民が「話が違うではないか?」というかどうかが、1つの方向性を決めるのではないか!? 焦点になる可能性が強い! 流れによっては「安倍政権」に思わぬ打撃を与える展開も皆無ではないと思う。
記事・画像 引用・参考元 nikkan-gendai < articles/view/ >
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