世の中超不安定時代に突入!今迄の常識が通じない!東大卒で年収300万円。油断が招いた転落人生!
終身雇用・年功序列!などは完全に死語になったが、近年、学歴に比例して所得も高くなるといった単純明快なロジックも崩壊しつつある。高学歴→貧者、低学歴→富者といった学歴ミスマッチが生まれる土壌とは何か。学歴に翻弄される人々の実情を追う!
- 東京大学卒(偏差値75) 年収300万円
~大出淳一さん(仮名・独身・40歳)介護士~
◆「東大卒だから一生安泰」の油断が招いてしまった転落人生!
高学歴でも高収入のエリートが特に多い東大出身者。同大学に入れば、比較的将来は安泰に思えるが「なかには私みたいな低所得の人間もいますよ」と自虐的に話すのは、介護士の大出淳一さんだ。
「卒業後は大手生保に勤めていましたが、昔からの夢だった世界一周の旅に出るため、後先考えずに27歳で退社。年収は700万円を超えていたのでもったいない気もしましたが、東大を出ているので、何とかなると思ってました」
それから2年間、世界各地を放浪後、行き着いた先はタイだった。
「居心地がよかったから」との理由で同国の日系企業に再就職。東大ブランドのおかげもあり、1社目であっさり採用されたという。「ただ、現地採用なので年収は約250万円。日本の本社採用の上司からは“東大卒なのにもったいない”とよく言われました。でも、タイでなら十分に生活できる水準だったし、組織に縛られるのが嫌だったので、当時は不満などなかったですね」
ところが、この海外就職が彼の人生を大きく狂わせてしまう。’08年に起きたリーマン・ショックによる経営不振で突然解雇されてしまったのだ。「最初はタイで転職先を探しましたが、求人自体が減っている状況で諦めて帰国しました。このときすでに32歳。海外放浪による2年間の職歴空白期間、その後の現地採用も契約社員待遇だったため、どの会社も評価してくれず、東大ブランドも地に堕ちました。面接官には“東大卒なのに、何してたの?”と嫌みを言われ、腫れ物扱い。もう少し低い大学なら、僕の経歴も面白がられたのかも。ショーンKのように学歴詐称もしていないのに、東大卒がネックになるなんて思いませんでした」
結局、正社員での採用を断念。保険会社代理店の契約社員や市役所の臨時職員を転々とした後、4年前に介護士として働き始めた。「年収は300万円と安く、昇給も期待できません。こうなるなら、最初の大手生保を辞めるべきじゃなかったんでしょうね」
高学歴にタカを括り、世界一周旅行という夢を叶えてしまった代償は、あまりに大きかったようだ。
引用・参考元 ヤフーニュース <sspa-soci>
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