熱中症予防!外勤サラリーマン!外回り中で倒れない歩き方を伝授?!
連日暑い日が続いている! 小生の経験では、40℃という、体温を超える気温が今まで経験した中では最高値だが、文字通り殺人的な暑さだった。会議のため、出向いた群馬県高崎市で遭遇した。電車が高崎駅について、ホームに降りたとたん、サウナに入ったようなムッとした気温だった。毛が逆立って、卒倒するのではないかと思った程だ。信州は県自体の標高が高いせいか、(流石に40℃にはなることはないが)38℃くらいにはなるが、湿度が低く、いわば「乾燥」しているので、家の中や、日陰に入ると「冷んやり」した感じで寧ろ心地よい! 「爽やか信州!」の標語通りだ!
そんな暑さに関係なく、外回りの外勤者は、ムシムシする町の中を這いずり回らなくてはいけない!注意すべきは、言わずと知れた「熱中症」で、路上で倒れるような悲劇は回避したいものだ。医学博士の左門新氏の話では、熱中症には3つの症状があるという。①体が痙攣する「熱痙攣」、②脱水状態から、脳の血流が低下し、意識障害に至る「熱虚脱」、③汗をかかなくなる体温が上昇する「熱射病」の3つである。
以上3つとも、予防する為には、水分補給が重要です。但しただ「ガブガブ」飲めばいいっていうものではありません。お茶には、利尿作用があるので、一気に体内に入れると、お小水として、放出されてしまい、(水分補給のつもりが逆に水分を一層放出してしまう結果となってしまう!)良かれと思って補給したつもりでも、逆に熱中症を進めてしまう。ではどうするか、500ccくらいの量を、10回くらいに分けて、喉が渇く前に、早め早めに飲むのがベター。アルコールにも、利尿作用があるので、水と酒を交互に飲むくらいがちょうどよいのです。
夏場は塩分が不可欠だから、梅干しや塩飴、塩昆布などを嘗めたり、ご飯に掛けたりして、塩分を補給する。漬物や、味噌汁も食べるようにする。よく言われるが、嘗ての日本の食事は理に敵っていたのである。
但し注意すべき人は、高血圧症の患者だ。塩分の摂取には気を付けなくてはいけない立場なので、市販の「補水液」などの方が無難かも。スポーツドリンクも悪くはないが、糖分が多いものが殆どなので注意が必要。
車を運転する際の注意点は、①先ず窓を開けて、車内の熱気を放出すること。②車に浴びせられる直射日光は、想像以上に温度に影響を及ぼすので、クーラーは、28度くらいに設定しても、温度が下がりにくいので、25℃くらいに設定した方が「効率」が良い。
睡眠不足で、頭がシャキッとせず、だるさを伴うようなときは、無理に炎天下に出ないこと。(営業で)社内に居辛い時は、喫茶店など涼しいところに居るようにする。営業進捗は落ちるが、ひっくり返って、穴を開けるよりはよっぽどマシである。また今はクールビズとかで、ネクタイを締めなくても得意先に行ける雰囲気だから、無理に窮屈な服装には拘らず、Yシャツの第1ボタンも外し、涼しさを確保する。
眩暈や、頭痛、気分が悪くなったら、冷えた缶飲料で、首筋、脇の下、鼠蹊部に充て、先ず冷やすことが必要。但しおでこなどを冷やすときは、1分間くらいに抑えること。何故かというと、それ以上当てて冷やしてしまうと、「脳」は、体が冷えていると判断して、「さあ!大変」とばかりに、逆に体温を上げてしまうからである。
歩行中は日傘を差すのがベターだが、営業中に使えない場合もあるかも知れないが、その場合は通気性の良い帽子被るようにする。熱中症は、心がけ次第で、予防効果を上げることが可能だが、外勤中に倒れて、緊急搬送されないとも限らないので、先ずは、無理をしないことがベストです。
- 日刊ゲンダイ健康コラム参照
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