半世紀が経って漸く「ケネディ大統領暗殺の謎」が明らかに!? 最後の機密文書をトランプ大統領が公開容認!
この日小生は16歳で、折しも当日実施されていた通信衛星による初の日米間の衛星中継(当時は宇宙中継と呼ばれた)テレビ伝送実験について、その様子をTVで見ようと、スイッチを入れたところ、米国ケネデイ大統領が暗殺されたというニュースが飛び込んできて、びっくりした記憶が鮮明に残っている!
この日はこのニュースでもちきりで、即座に事件の詳細が伝えられ、視聴者に大きな衝撃を与えた。伝えたのは毎日放送北米支局の前田治郎記者。第一声は以下の通りであった。「日米宇宙中継という輝かしい試みの電波に乗せて、悲しいニュースをお伝えしなければならない事を残念に思う。アメリカ合衆国第35代ジョン・F・ケネディ大統領は11月22日、日本時間11月23日午前4時、テキサス州ダラス市において銃弾に撃たれ死亡した」
その後右葉曲折があり、陰謀説、オズワルド単独説、そのオズワルドが拳銃で撃たれ死亡、米政府は、秘匿事項として、真実が世に出ることは無かった。約半世紀が経過したのだが、この度、トランプ現米大統領は21日、ケネディ大統領(当時46歳)が1963年11月22日に南部ダラスで暗殺された事件に関する最後の非公開機密文書を公開するとツイッターで明らかにした。トランプ氏が公開の是非を判断する期限が26日に迫っていた。
いまなお「陰謀説」を唱える研究家も存在する「世紀の暗殺事件」の記録をめぐっては、中央情報局(CIA)のポンペオ長官が一部文書の機密扱いを延長するよう要請していると伝えられたが、トランプ氏は「これまで得た情報から判断し、大統領として公開を容認する」と表明した。
公開されるのは、ケネディ氏暗殺に関してCIAや連邦捜査局(FBI)が作成した捜査資料や報告書を中心とする、これまで全面非公開となっていた約3600点など。米国立公文書館は過去に暗殺関連の資料の大半を公開してきたが、問題の文書については米政府が50年以上にわたって公開を差し止めてきた。
しかし、父ブッシュ大統領(当時)が92年、残る暗殺関連の記録を25年以内に全面公開することを義務づける法律に署名。その前年、米国では「暗殺は米政府の陰謀だった」と主張する映画「JFK」(オリバー・ストーン監督)が公開され、暗殺の真相解明を求める世論の声が高まっていた。
米メディアによると、トランプ氏に対してはポンペオ氏が公開の一部差し止めを求める一方、トランプ氏の選対顧問を務めたコンサルタントのロジャー・ストーン氏が「事件の黒幕はジョンソン副大統領(当時)だ」と主張して全面公開を要請していた。
ただ事件に関しては、2013年の世論調査で米国民の61%が「陰謀説」を信じているのとは裏腹に、近年の科学鑑定や調査報道では、通称「ウォーレン委員会」と呼ばれる事件の調査委員会が1964年に報告書で発表した、暗殺犯として逮捕された故リー・ハーベイ・オズワルド容疑者の単独犯行であるとする結論が最も真実に近いと見なされている。
記事・画像 引用・参考元 産経新聞< >【ワシントン=黒瀬悦成】
画像元 ウキぺデア 一部記事引用
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