状況は誰もが解っている!喚問に「出ないのではない!出れないのだ!」野党手薬煉! 森友問題に新証言続出!「昭恵氏喚問」再燃必至!
国会は29日から2日間、安倍首相と全閣僚が出席して2017年度補正予算案の質疑に入った。沖縄で相次ぐ米軍ヘリの緊急着陸問題や、過労死法案――など野党は手薬煉を引いているが、中でも徹底追及するつもりなのが、国有地払い下げをめぐる森友問題だ。
昨年の通常国会の閉会以降も次から次へと新たな事実が判明している森友問題。つい最近も、籠池泰典前理事長が、森友小学校の名誉校長に就いた安倍首相の妻・昭恵氏の名前をチラつかせ、担当者に国有地の大幅値引きを迫る様子を録音した音声データが発覚した。
〈棟上げの時に首相夫人が来られることになっている。日々の設定をした。どうするの!?僕の顔は〉(籠池前理事長)
〈3メートルより下にあるゴミは国が知らなかった事実なので、きっちりやるというストーリーをイメージしている〉(担当者)
財務省は昨年11月の特別国会で担当者の「ストーリー」発言は事実と認めていたが、音声データによって、改めて金額について事前交渉していたことが裏付けられた形だ。
驚くのは、どんどん明らかになっている新事実が、いずれも過去の「籠池発言」と符合していることだ。大阪拘置所で6カ月に及ぶ勾留生活を送っている籠池氏は昨年、報道陣らに対して〈棟上げ式に首相夫人が来られて餅をまくことになっていた〉と説明。この時、政府・与党は籠池氏を「虚言癖のある怪しいオッサン」扱いしていたが、音声データの存在で、「籠池発言」は真実だったことが分かった。
■「籠池発言」は事実だった■
となるとがぜん、信憑性が高まっているのが、昭恵氏が籠池氏に手渡したとされる「100万円の寄付」の件だ。 籠池氏は昨年3月の証人喚問で、昭恵氏が国有地売買に積極的に関与していたことを明かし、こう証言していた。
〈私と2人っきりの状態で、1人でさせて済みません、どうぞ、安倍晋三からですというふうにおっしゃって、寄付金として封筒に入った100万円を下さいました〉
これに対し、安倍首相は国会で〈私も妻も全くそんな事実はない〉と全否定していたが、こうなったら、一体どっちがウソをついているのか、“当事者”である昭恵氏を証人喚問してシロクロをつけるべきだ。「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」共同代表の醍醐聰東大名誉教授はこう言う。
「昭恵さんは、自分が名誉校長に就任していた学園の理事長夫妻が逮捕され勾留されたにもかかわらず、事件には口をつぐんだまま。揚げ句、『つらい一年だった』などと被害者のようなセリフを口にして国内外を飛び回り、はしゃいでいる。どうかしていますよ。国会の場で証言するのも筋ですが、その前に報道関係者の会見に応じ、100万円の寄付について説明するべきです」
普通に考えれば、昭恵氏側が、何も疚しいことがなければ、喚問に応ずるに、何も躊躇する必要がない筈だ。「丁寧な説明」もせず、逸らしたり、「自分の方が正しい」等と逃げている。喚問出席の大合唱が再燃するのは間違いない。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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