【50代】節約感ゼロ 無理なく1000万円貯める方法見つけた!

【さくら紀行】

【50代】節約感ゼロ 無理なく1000万円貯める方法見つけた!

 

日本中の現預金を合計すると、916兆円に上る。1人当たり721万円だ。しかし、金融広報中央委員会が毎年行っている「家計の金融行動に関する世論調査」によると、50代の夫婦は約30%が貯蓄ナシ。単身者に至っては46%と半数近いのだ。ハッピーな老後を送る上では心もとないが、今から手を打てばまだ間に合う――。

 

■意外にも子持ち家庭の方が成功しやすい■

 

同じ50歳でも、妻がいるか、子供がいるか、持ち家があるかなど、条件はさまざまだ。その中で、最も将来のカネを貯めやすい条件が、子供がいること。子供にかける教育費は、貯蓄にとっては大きなハードルと思われがちだが、そこは発想の転換だ。

 

52歳の青木さんは、一人娘が大学2年生。少なくともあと2年は学費がかかるが、笑顔でこう言った。

 

「高校も私立だったので、大学も高校も年間の授業料は100万円でほぼ同じです。でも、大学生になった今は、塾の月謝約5万円がかかりません。その分は、大学に入ってから口座天引きで積立貯金に回しているのです。生活費はずっと一緒なので、つらさは全くありません。このアイデア?もちろん妻ですよ」

1年に60万円。50歳のスタートからすでに120万円貯蓄した。65歳定年まで続ければ、900万円だ。一般に老後資金は3000万円とされるから3分の1近い。

 

冒頭の調査によれば、金融資産を持っている人に限ると、1000万円以上が6割。これと合わせれば2000万円の大台が見える。実は、3000万円という試算は、老後のスタートを60歳としている。65歳なら2000万円台に下がる。“ゴール目前”だ。

 

では、子供がいない人はどうか。基本は、子供がいるケースと同じスタンス。例えば、車のローンを払い終えても、払っているつもりで貯蓄に回す。飽きてきた趣味への出費を、まだ使っているつもりで貯金する。そんな具合だ。

 

元SBIモーゲージ取締役執行役員常務の横山信治氏が言う。

「貯金できる人に共通するのは、最初に貯蓄分を確保すること。できない人は、余った分を貯金しようとするから、しばらくすると行き詰まる。青木さんのやり方は正しい。しかも、同じ生活費でのやりくりですから、“貯蓄感”や“節約感”のつらさもない。おカネが貯まる人ほど、積立貯金や財形など古くからある給与天引きのプランをよく使っています」

 

今年から対象が拡大された個人型確定拠出年金は、そんな貯蓄プランに最適だ。自分で将来の年金を積み立てる金融商品で、サラリーマンなら最低5000円から1000円単位で最大2万3000円まで拠出できる。

 

「個人型確定拠出年金は掛け金と運用益が非課税で、その分、節税になるのです」(横山氏)

 

仮に掛け金が年額18万円で、所得税率20%、住民税率10%とすると、節税効果は30%分で5万4000円になる。税金を払ったつもりでそれを貯金に回せば、15年で81万円。所得税率が高い人なら、効果はもっとデカい。掛けた分は60歳を超えてから年金として受け取れ、ダブルでお得だ。ただし、60歳まで引き出せないので掛け金は余裕資金を。

 

そう考えると、気持ちは楽だろう。金融マンが勧誘するむちゃな“資金倍増計画”に乗っかることはないのだ。

 

 

記事・画像 引用・参考元 nikkan-gendai

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