紫外線を浴びる度合いが高いほど「老眼」を感じるのが早くなる!

紫外線を浴びる度合いが高いほど「老眼」を感じるのが早くなる!

ジョンソン・アンド・ジョンソン(株)ビジョンケアカンパニーが、「眼の紫外線暴露量と老眼の自覚症状の関係について」という調査報告書を出した。調査対象者は、30~60代の男女832人を対象に実施したものだ。

老眼を自覚したタイミングが周囲の人に比較して「早い」と思った人は、①紫外線暴露量が多い群では、36.6%、少ない群では、26.9%と差が出た。紫外線をより多く浴びるほど老眼を自覚するタイミングが早いという結果になった。

調査対象者の56.2%が「老眼の症状を感じている」と答えた中、日焼け、皮膚がん、しみ、そばかすなどが紫外線を原因として起こることは認知していたが、「瞼烈班」「翼状片」などについては、紫外線との関連性についてはあまり認識されていないという結果になった。いずれにしても紫外線の影響力が高いのだが、その対策を意識している人は30%に留まった。

以上がジョンソン・アンド・ジョンソン(株)ビジョンケアカンパニー調査内容だが、改めて紫外線を原因とする3つの目の病気について述べてみよう。

翼状片(よくじょうへん)

翼状片は、白目の組織の細胞が異常に増殖して黒目に食い込んでしまって起こる目の病気です。原因として、紫外線が影響していると考えられ、白目と黒目の境界が紫外線で傷つき、その防御反応や修復の過程で起こるといわれています。

初期症状では充血や異物感、ドライアイ、眼精疲労などがあらわれます。瞳孔の近くまで白目が侵入すると視力障害が起こる場合もあります。また、耳側から差し込む紫外線は鼻側に集まりやすいため、目の鼻側から発症する例が多いのが特徴です。

白内障

白内障は水晶体のたんぱく質が変性し、次第ににごってくる目の病気ですが、そのにごりの原因に紫外線が影響していると考えられています。

瞼裂斑(けんれつはん)

たんぱく質が変性し、白目の一部が変色・盛り上がる目の病気。たんぱく質が変性してできた白目のシミのようなもので、肉眼では良く見えません。目の表面は本来、滑らかな状態ですが、瞼裂斑になると、白目の部分が盛り上がり、黄色く濁ります。盛り上がりができたことで涙が届かずに乾いてしまう場所が出てくるなど、ドライアイの原因にもなります。

炎症を起こすと「瞼裂斑炎」になり、目が赤く充血し、まばたきをするたびにこすれ、目がゴロゴロするという症状も起こります。

いずれにしても、目に対する紫外線対策の重要性を理解しよう!

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