糖尿病になって堪るか!自分で血糖値を把握し、糖尿病を回避・軽減する対策を立てよう!

糖尿病になって堪るか!自分で血糖値を把握し、糖尿病を回避・軽減する対策を立てよう!

 

どんな食事内容が血糖値を上げるのか? 血糖値が最も高くなるのは何分後なのか? それらを把握していることは、糖尿病を予防するための食事・運動療法などに繋がる検査だ。

 

自分の血糖値を測定する機器は、1万円前後で、薬局などで購入できるので、金銭的余裕があれば購入すべきだと糖尿病専門医で「しんクリニック」の辛浩基院長が推奨している。

 

同じものを食べても、食後20分後に急激に血糖値が上がる人もいれば、1時間後の人もいる。それが把握できれば、最も血糖値が上がる時間帯を狙って運動すること等によって、血糖値の急激な上昇を抑える対策をたてることが出来る。糖尿病の怖い点は、急な血糖値上昇・降下によって、血管内皮にダメージが加わることである。

 

これを「グルコーススパイク」と言って、糖尿病における最も回避すべき点です。健康な人でも、食事や間食の回数分、このグルコーススパイクが起こります。間食をしない人でも、3食の人は3回、加えておやつを2回摂る人は5回ミニスパイクが発生します。これを抑制することが糖尿病予防に繋がります。

 

自己血糖値はどうすれば測定できるか? インスリン治療をしている患者以外は、自宅で測定する場合は、測定器を購入する必要がある。これに付随する消耗品は自己負担になるが、測定機の購入代金は医療費控除の対象になり申告すればお金が戻る可能性があるので活用しよう!

 

測定の仕方は、食事前と、食事1時間後に測定するのが基本だ。1日の血糖値を把握する。1日食事+間食の回数を測定するのは大変なので、1日1回、それぞれの時間帯にずらして、6日間測定することが現実的対処法である。これを辛院長は「階段方式」と称し、この測定方法を患者に推奨しています。そのあと何を食べたときに、どの程度血糖値が上がるかを把握するようにします。

 

結果は必ず控え記録すること。そうする事によって、血糖値が最も高くなるのは何分後なのか、どんな食事内容が血糖値を上げるのかが把握でき、どんな対応をすれば、糖尿病の回避、又は軽減の対策をとればよいかわかるという。

[日刊ゲンダイ 健康コラム 参照]

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