「佐川が」「佐川が」「佐川が」連呼!麻生財務相!謝罪するも自らの辞任否定!
学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る決裁文書について財務省は12日、昨年2月以降に14文書で改竄があったと認め、国会に調査結果を報告した。麻生太郎副総理兼財務相は報道陣に対し「佐川が…」「佐川が…」と元理財局長の佐川宣寿(のぶひさ)氏(60)の名前を連呼し、自身の責任問題をのらりくらりとかわした。削除された部分には安倍昭恵首相夫人や複数の政治家の名前があり、一連の疑惑は政権の根幹を揺るがす重大局面を迎えた。
神妙な表情で報道陣の前に現れた麻生氏だが、いつもの強気な姿勢を崩すことはなかった。「佐川の国会答弁に合わせて…」「佐川が理財局の長であり…」。今月9日に国税庁長官を辞任した佐川氏の名前を、言い直しを含めて13分30秒の間に計10度も連呼した。
「極めて由々しきことで誠に遺憾。深くおわび申し上げる」。用意した書面を読み上げ謝罪した麻生氏が頭を下げることはなかった。改竄があった背景としては「佐川の答弁と決裁文書との間に齟齬(そご)があり誤解を招くということで答弁に合わせて書き換えた」と説明した。
組織ぐるみではとの指摘に「組織ぐるみの定義が分からない」とかわし、改竄を行ったのは「理財局の一部の職員」であると繰り返した。その判断は「佐川の前の段階だと思う。最終責任者が理財局長の佐川だった」との認識を示し、「財務省全体の信頼が一部の者により失われたのは残念」と不快感も。自身の進退は「考えていない」と一蹴した。
理財局職員の独断とする麻生氏の説明に、霞が関の元官僚は首をかしげる。「官庁の文書は担当課と文書課の二重管理。文書番号を取り、最終決裁まで幾つもの決裁印が必要で、事後の修正はありえない」。一部の官僚の判断で書き換えを行うことは、ほぼ不可能だという。
安倍首相は問題が浮上した直後の昨年2月17日の衆院予算委員会で「私や妻が関わっていたら、総理大臣も国会議員もやめる」と啖呵を切った。佐川氏が国会で森友側との交渉記録を「破棄した」と答弁したのは、1週間後の同24日。改竄が始まったのがこの時期となる。経済産業省の元官僚で市民団体代表の古賀茂明氏は「佐川氏が事務次官や官房長に相談しないでやるなどは官界においては考えられない」と話した。
麻生氏は2012年の第2次内閣発足から安倍政権の屋台骨を支えてきた。前日11日、首相は「2人がいて一つの内閣ですから」と電話で麻生氏を頼りにしている旨伝えている。今回、その麻生氏の進退問題に発展することは免れそうもなく、首相にとってはこれ以上ない痛手だ。党内では早くも岸田文雄政調会長や茂木敏充経済再生担当相らが後任候補に挙がる。党の重鎮は「麻生氏を守って、ズルズルいくのが一番拙い」と不安視した。
しかし、佐川元国税庁長官の仕事ぶりを評価すると言い、適任の長官と言いながら、1夜にして、勝手に改竄に手を染めたとして、財務省の一連の「改竄事件を、佐川元局長及び理財強に押し付け、自分のみを守ろうとする筋書きは、世間には通用しないだろう。1局長、1部署で出来る所業の訳がない。こういう勝手な、保身のためには、部下を部下とも思わない、いわば掌返しの連続が、森友・加計問題の底辺に流れる本質だ。庇って貰って、恩義を受けていながらこの仕打ちだ。官僚はよく考えるべきだ。守っても、そもそも、国民に為にやっているのではないから、結局は守るに足る案件ではないのだ。最終的に、庇った方に責任を押し付けてくるのだ。官僚の人事を内閣が仕切ってから、こういう流れが定着した。上目遣いの公務員も増えた。
記事・画像 引用・参考元 Yahoo News <spnannex>
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