19年は各国「自国ファースト」で立場を主張!自由貿易は崩壊に向かい“八方美人”の自説の無い安倍外交は迷走する!? 埋没か!?
平成が終わる2019年――。世界は激動必至だ。アメリカと中国の「貿易戦争」が、いよいよ火を噴くとみられているからだ。
現在、米中貿易戦争は、18年12月1日から90日間の「休戦」に入っている。しかし、アメリカと中国が最終的に妥協することは簡単ではない。すでに“覇権争い”の様相になっているからだ。外交評論家の小山貴氏が言う。
「国家が国益を優先するのは当然ですが、アメリカ・ファーストを掲げるトランプ大統領の登場後、どの国もエゴを隠さなくなっています。懸念材料は、19年は世界経済が悪化する恐れが強いことです。アメリカ、中国、ロシアといった大国は、ますます自国第一を推し進めるに違いない。結果的に“自由貿易”は崩壊に向かいかねません」
最悪なのは、日本の安倍首相は、米中ロの3大国に笑顔をふりまいていることだ。3大国の利害は複雑に絡み合い、時には味方、時には敵になり常に虚々実々の駆け引きをしている。
■19年、“八方美人”の安倍外交は、3カ国の間で迷走する恐れがある■
「安倍首相は同盟国アメリカのイエスマンであり、ロシアとは北方領土問題を抱え、19年には中国の習近平主席を国賓として迎える予定です。もし、3大国の利害が割れたら日本は股裂きになります。本人は、うまく立ち回るつもりなのでしょうが、果たして出来るのかどうか。ちょうど19年のG20は、日本がホスト国です。参院選を控えた安倍首相は、G20を晴れの舞台にするつもりなのでしょうが、大国の利害に振り回され、意見が纏まらず面目を失うこともあり得ます」(政治評論家・本澤二郎氏)
(私見)
国内のごまかし政治のように、世界の政治安倍首相の思惑通りいかない! 自分の戦略を持っていない首相は、結局荒波の中を漂う身であるが、19年は、各国の利害が対立、しかも「自国ファースト」で、利害関係を主張するようになるから、他国から食い込まれても、ニヤ二ヤする丈で、堂々と自国の立場を主張できない日本は埋没するしかない。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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