早くも今夏の選挙に対し、”情勢次第では衆参同日選挙も”辞さずと煙幕を張る! 自民 甘利選対委員長!お役目!ごくろうさん!
夏の参議院選挙を巡り、自民党の甘利選挙対策委員長は、選挙情勢次第では、「衆参同日選挙」もあり得るとの見方を改めて示した。
甘利選挙対策委員長は、自民党大会のあと、記者団に対し、4月の統一地方選挙と夏の参議院選挙について、「過去を振り返ると、亥年は自民党にとって厳しい選挙が続いているが、ジンクスを払拭し、躍進の実績を作りたい」と述べた。
その上で、参議院選挙に合わせて衆議院を解散する「衆参同日選挙」について、「ダブル選挙の考えは微塵もないというのが、安倍総理大臣の現在の考えだ」と述べた。
一方で、「野党が、理念を共有せずに選挙の為だけに結集する『野合』をするなら、我々は勝つ為に、あらゆる手段をとる。安倍総理大臣が採用するかは分からないが、私には提案する責務があり、躊躇はしない」と述べ、選挙情勢次第では、「衆参同日選挙」もあり得るとの見方を改めて示した。
(私見)
自民党大会で総理「悪夢のような民主党政権」云々との給うた! そりゃそうだろう! 自民の富裕層・大企業の為の政治からすると、利権構造を止める政治をやられては、「悪夢のような民主党政権・・・」と映るだろう! 大多数を占める富裕層ではない国民から見れば、どっちがよいかは一目瞭然。
政治の世界は「権力闘争」だから、こんなのは当たり前の世界だが、「悪夢のような…」などと述べて、民主党を感情的にこき下ろすのは、ある意味ルール違反。負けた自民党が悪いのだ。自民のこういういい方は昔から強かで、敵を潰すのが上手だ。国民はコロリと騙される。
さて今夏の参議院選挙だが、「悪夢のような・・・」選挙結果は御免こうむりたいのが本音だから、総理の衆参同時選挙は、胸の内では既に決定事項だ。既定路線!同時選挙は「憲法違反」という見方もあるくらいだから、そこをすかさず、選対委員長が、意を汲んで(既定路線で)予防線を張ったんだろう!
1人区で野党が候補者を絞ってきたら、只でさえ評判が下降気味の自民は苦しいに決まっている。衆議院選をぶつければ、野党共闘の矛先が鈍る可能性が拡がるから、「選挙の為だけに結集する『野合』をするなら、我々は勝つ為に、あらゆる手段を取る」といっているのだから、必ずやる。それ丈ではない、自民には、選挙について、最終兵器を持っているので、野党はこれに対する対策も必要だ。
いずれにせよ、今夏の選挙は、日本の将来を決する選挙だ。野党が1本に集約できるかどうかに掛かっている。そこを切り崩すために、今から煙幕を張り、予防線を張っているのが、甘利選対委員長の今回の発言だ。恩を返したいのだろう!
記事・画像 引用・参考元 Yahoo News(NHK)
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